Chanel (シャネル) 2015-16年秋冬 オートクチュールコレクション、スターたちが集うシークレットカジノ
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Chanel (シャネル) 2015-16年秋冬 オートクチュールコレクション、スターたちが集うシークレットカジノ
Razzle-Duzzle Le Cercle Privé Chanel Haute Couture 2015-16 Fall Winter Collection
厳粛なムードが会場一体を包み込むなか、登場したのはメゾンのミューズの一人である Kristen Stewart (クリステン・スチュワート)。悠然と会場を横切る彼女は、Chanel のアイコンであるツイードジャケットとパンツスーツを身に纏っている。
Chanel (シャネル) による2015-16年秋冬オートクチュールコレクションが、7日に開催された。
今回のテーマは、プライベートでエクスクルーシブな社交場を意味する”Le Cercle Privé”。
会場である Grand Palais(グラン パレ) には、重厚なブラックジャックテーブルが並べられ、さながら秘密のカジノのような空間へと作り変えられた。
厳粛なムードが会場一体を包み込むなか、登場したのはメゾンのミューズの一人である Kristen Stewart (クリステン・スチュワート)。悠然と会場を横切る彼女は、Chanel のアイコンであるツイードジャケットとパンツスーツを身に纏っている。
続いて登場したのは、2014年公開の Karl Lagerfeld (カール・ラガーフェルド) が監督を務めたショートムービー『The Return』にて Coco Chanel 役を演じた Geraldine Chaplin (ジェラルディン・チャップリン)、そして Jamie Bochert (ジェイミー・ボーチャート)。立て続けに姿を表したのは、Johnny Depp (ジョニー・デップ) と Vanessa Paradis (ヴァネッサ・パラディ) の愛娘であり、次世代のファッションアイコン Lily-Rose Depp (リリー・ローズ・デップ) と女優の Lily Collins (リリー・コリンズ)。
その後菊地凛子、歌手の Rita Ora (リタ・オラ)、Georgia May Jagger (ジョージア・メイ・ジャガー)、BIGBANG (ビッグバン) の G-Dragon (ジードラゴン) など、綺羅星のごとく立ち並ぶセレブリティたち。そして Julian Moore (ジュリアン・ムーア) の嫋やかな姿に会場中が息を飲むなか、ショーの幕は切って落とされた。
ファーストルックで登場したのは、メタリックの輝きを放つ真紅のスーツ。キルティング地には、フィッシュネットストッキングのようなメッシュ素材が上から重ねられ、見る角度によって異なる質感を表現している。
今回のコレクションについて「Chanel の最もアイコニックなアイテムが、技術的な進化を遂げ、20世紀から21世紀のスタイルへ変貌した」と語る Karl Lagerfeld。SLS (レーザー焼結) という 3D プリントの技術を用いて制作されたブレード装飾は、クラシカルなアイテムの裏に隠された革新的なテクノロジーアプローチを垣間見せる。
タイムレスなエレガンス、クラシカルかつモダン。メゾンを代表するスーツルックは、センシュアルなシアージャケットやレザーのドレスとのレイヤード、そしてマスキュリンなスクエアショルダーにより、エグゼクティブな社交場に相応しいグラマラスなラインナップで登場している
華やかなナイトシーンを、更に煌びやかに彩るのは絢爛豪華なガウンたち。フラジャイルなチュール地の上から、色とりどりのスパンコールで装飾を施し、更にその上からネット状の素材を重ねたベアトップドレスは、あえてノーアクセサリーで纏うことでフレッシュな装いへとシフト。レース、ファイユ、シルク、ラフィア、チュール、オーガンザ、サテン、 タフタやシフォン、フェザーやシークインなどリュクスな素材使いが光るドレスは、テールにかけてアシンメトリーなラインを描く近未来的なシルエットに仕立てられた。
フィナーレに登場したのは、SNS でも絶大な支持を集める Kendall Jenner (ケンダル・ジェンナー)。パワフルなビッグショルダーのダブルブレストジャケットにペンシルパンツ、そして長くたなびくトーレーンという、アンコンベンショナルな “ローブ・ドゥ・マリエ (ウェディングドレス)” に身を包んだイット・ガールは、力強く会場を一周した。
HP: www.chanel.com