ベルギー人現代アーティスト Jan Fabre (ヤン･ファーブル) の個展が、表参道の Espace Louis Vuitton Tokyo にて開催中

THE ART OF THE COLONIES (植民地の芸術) 、2013　Jewel beetle wing-cases on wood、木に玉虫の鞘翅、227.5 x 173 x 8.1 cm　Photographer: Lieven Herreman | © Angelos bvba

世界的に著名なベルギー人現代アーティスト、 Jan Fabre (ヤン･ファーブル) の個展が、表参道の Espace Louis Vuitton Tokyo (エスパス ルイ･ヴィトン トウキョウ) にて開催中。会期は 9月23日 (水) まで。

Jan Fabre は1958年、ベルギー・アントワープ生まれ。革新的なヴィジュアルアーティスト、劇作家･演出家として、また作家として、35年以上もの間、主要な地位を築いてきた。同氏は、これまでに様々な国で作品を発表し、その多様で革新的な作品は、世界的に高い評価を得ている。2016年には、サンクトペテルブルク (ロシア) のエルミタージュ美術館と、モナコの海洋博物館の両方で開催される、大規模な展覧会への招待展示が決定している。

「Tribute to Hieronymus Bosch in Congo (2011-2013)」と題した本展では、同氏の母国のベルギーが、19世紀にコンゴに対し行った苛烈な植民地政策の歴史を題材とした作品を展示。モザイク画6点と、本年制作されたものも含む彫刻作品8点の、計14点の作品が並ぶ。代表作とも言える玉虫の鞘翅 (さやばね) を扱った一連のモザイク画が、日本で初めて展示される貴重な機会となる。

SKULL WITH THE TOOL OF POWER (髑髏と権力の道具) 、2013 Mixture of jewel beetle wing-cases, polymers, silver、玉虫の鞘翅、ポリマー、銀、42 x 16 x 21 cm Photographer: Lieven Herreman | © Angelos bvba

＜展覧会情報＞
Jan Fabre「Tribute to Hieronymus Bosch in Congo (2011-2013) 」
会期: 2015年7月9日 (木) – 9月23日 (水)
時間: 12:00 – 20:00
場所: Espace Louis Vuitton Tokyo
住所: 東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル 7F
Tel: 03-5766-1094
入場料: 無料
HP: www.espacelouisvuittontokyo.com/ja