20世紀ファッションの父 Paul Poiret (ポール・ポワレ) のクチュールメゾンが復活
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20世紀ファッションの父 Paul Poiret (ポール・ポワレ) のクチュールメゾンが復活
Sleeping Beauty Of The Fashion World, Paul Poiret Brought Back To Life
1879年フランスのレアルに生を受けた Paul Poiret は、Jacques Doucet (ジャック・ドゥーセ) や Charles Frederick Worth (シャルル・フレデリック・ウォルト) をはじめとする名門のメゾンで経験を積み1903年に自身のメゾンを設立。
近代ファッションの父、ファッションにおけるピカソなど数々の異名で知られる伝説のデザイナー、Paul Poiret (ポール・ポワレ) のメゾンが復活する。
1879年フランスのレアルに生を受けた Paul Poiret は、Jacques Doucet (ジャック・ドゥーセ) や Charles Frederick Worth (シャルル・フレデリック・ウォルト) をはじめとする名門のメゾンで経験を積み1903年に自身のメゾンを設立。
ベルエポックの寵児として人気を博した Paul Poiret のコレクションは、コルセットを用いないミニマルなシルエットや、オリエンタルモチーフを取り入れた作風で知られ、20世紀以降のファッション史においてモダニズムの先鞭をつけた伝説のデザイナーとして高く評価されている。
その後 Paul Poiret のメゾンは1930年に閉鎖。80年あまりもの年月を経て、再びその扉が開かれれることになるとは誰が想像しただろう。
今回明らかとなったメゾン復活劇のきっかけは、ルクセンブルクの投資会社 Luvanis (ルナヴィス) が所有する、同メゾンの商標権が競売にかけられたことに始まる。買い手となったのは、韓国のアパレル企業の新世界インターナショナル。同社は韓国国内で Givenchy (ジバンシィ) や Céline (セリーヌ) をはじめとするラグジュアリーブランドのリテールを手がけている。
買収金額は非公開。今後の再建事業についてはパリを拠点に進められる。
Schaparelli (スキャパレリ) が復刻され、 Hedi Slimane (エディ・スリマン) による Saint Laurent (サンローラン) がオートクチュールを再開するなど、俄かに活気を取り戻しつつあるクチュールシーン。その中で、真打として登場した Paul Poiret の動向に注目が集まる。