Shinta Cho's Retrospective Exhibition At Yokosuka Museum Of Art

ナンセンスな絵本で子どもも大人も骨抜きにしてしまう絵本作家、長新太の回顧展が開催

長新太 《キャベツくんのにちようび》 (文研出版) 1992年 ちひろ美術館寄託

Shinta Cho's Retrospective Exhibition At Yokosuka Museum Of Art
Shinta Cho's Retrospective Exhibition At Yokosuka Museum Of Art
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ナンセンスな絵本で子どもも大人も骨抜きにしてしまう絵本作家、長新太の回顧展が開催

Shinta Cho's Retrospective Exhibition At Yokosuka Museum Of Art

同氏は、1949年にマンガ家としてデビューした後、2005年に亡くなるまで、漫画家、イラストレーター、エッセイスト、絵本画家として八面六臂の活躍をした。とりわけ絵本の世界に「ナンセンス」の分野を切り開いたといわれる児童向け絵本の仕事は高く評価され、現在も世代を超えて多くの人々に愛されている。

長新太 《キャベツくんのにちようび》 (文研出版) 1992年 ちひろ美術館寄託

長新太 《キャベツくんのにちようび》 (文研出版) 1992年 ちひろ美術館寄託

10月5日 (月) より、横須賀美術館にて、長新太 (ちょう・しんた) の回顧展が開催される。本展は、同氏の没後10年を記念し、2015年5月より各地を巡回中の企画展。

同氏は、1949年にマンガ家としてデビューした後、2005年に亡くなるまで、漫画家、イラストレーター、エッセイスト、絵本画家として八面六臂の活躍をした。とりわけ絵本の世界に「ナンセンス」の分野を切り開いたといわれる児童向け絵本の仕事は高く評価され、現在も世代を超えて多くの人々に愛されている。

会場では、絵本や子どもの本の原画のほか、大人向けに発表された漫画やイラストレーション、エッセイなどを10のテーマに分け、「イマジネーション」「センスとナンセンス」の2部構成で紹介。約300点の作品を通して、迷宮のように広がる長新太の柔軟で斬新、奇想天外な発想の源を改めて探っていく。

また、絵本作家として初期の作品となる『がんばれさるのさらんくん』 (1958年) や、ページを繰るごとにがらりと変化する色調が美しくも楽しい『三びきのライオンのこ』 (1961年) 、ナンセンス絵本の傑作『ごろごろにゃーん』や、最晩年の作品『ころころにゃーん』など、本会場でのみ出品される作品も見逃せない。

本展終了後は、佐野美術館 (静岡) 、刈谷市美術館 (愛知) 、安曇野ちひろ美術館 (長野) に巡回予定。

長新太 《おしゃべりなたまごやき》 (福音館書店より) 1972年 宮城県美術館蔵

長新太 《おしゃべりなたまごやき》 (福音館書店より) 1972年 宮城県美術館蔵

<展覧会情報>
没後10年「長新太の脳内地図」展
会期: 9月12日 (土) – 11月3日 (火・祝)
時間: 10:00 – 18:00
休館日: 10月5日 (月) 、11月2日 (月) ※11月3日 (火・祝) は無料観覧日
場所: 横須賀美術館
住所: 神奈川県横須賀市鴨居4-1
Tel: 046-845-1211
観覧料: 一般 800円/高大・65歳以上 600円
※団体料金 (20名以上) あり、詳しくはウェブサイトにて
※中学生以下無料
※市内在住または在学の高校生は無料
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と付添1名様は無料
HP: www.yokosuka-moa.jp/exhibit/kikaku/1503.html