ファッション業界最重要人物を決める「BoF500」の2015年版が発表

Source: Business of Fashion

今年で3年目となる「BoF500」。その2015年度版のリストが発表された。「BoF500」とは、イギリスのオンライン・メディア『Business of Fashion (ビジネス・オブ・ファッション)』が選ぶ、ファッション業界を形成する人物のトップ500人である。

フランスの大手コングロマリット、Kering (ケリング) のチェアマンである François-Henri Pinault (フランソワ=アンリ・ピノー)、元 Chloé (クロエ) のデザイナー、現 Céline (セリーヌ) のクリエイティブ・ディレクター、Phoebe Philo (フィービー・ファイロ)、『Vogue (ヴォーグ)』の国際エディター、Suzy Menkes (スージー・メンケス)、弱冠19歳、モデルのKendall Jenner (ケンダル・ジェンナー)、Chanel (シャネル)、Fendi (フェンディ)、KARL LAGERFELD (カール・ラガーフェルド) のクリエイティブ・ディレクター、Karl Lagerfeld など、錚々たる顔ぶれである。

デザイナーやスタイリストはもちろん、フォトグラファーやモデル、エグゼクティブからリテイラーまで、メンバーは55カ国以上に渡って選出される。実際にファッション業界を動かす、最も注目すべき500人だ。

BoF チームが世界の隅々までファッションの動きをリサーチし、 その結果をもとに、毎年厳正なる審査、投票が行われる。数ヶ月に及び選ばれる500人は、文字通り業界の鍵を握る重要人物だ。

Source: Business of Fashion

今年は新たに103人が紹介されている。ものの数ヶ月でイタリア高級ブランド Gucci (グッチ) の勢いを加速させたクリエイティブ・ディレクターの Alessandro Michele (アレッサンドロ・ミケーレ)、弁護士でありながらそのスタイルが注目され、去年俳優の George Clooney (ジョージ・クルーニー) と結婚した Amal Clooney (アマル・クルーニー)、ファッショニスタ必須のソーシャルメディア、 『Instagram (インスタグラム)』の創設者、Kevin Systrom (ケヴィン・シストロム) など、熱視線が送られる人物が含まれる。日本からは、DJ、デザイナーの Mademoiselle Yulia (マドモアゼル・ユリア)、PR エージェント steady study (ステディ スタディ) CEO吉田瑞代などが加わった。

今年の「BoF500」に伴い、メンバーの中でも特に影響力のある人物をフィーチャーした印刷版 『Reinvention』が出版される。 Gucci の CEO、Marco Bizzarri (マルコ・ビッザーリ)、フランス版 『Vogue』の元編集長で、『CR Fashion Book』 を創刊した Carine Roitfeld (カリーヌ・ロワトフェルド)、デザイナーのAlexander Wang (アレキサンダー・ワン) らが、ブランドを、市場を、そして彼等自身を “Reinvent” (再構築) する。

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