目に見えない「時間」や「速度」を描く、林香苗武と横山裕一による二人展が開催
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目に見えない「時間」や「速度」を描く、林香苗武と横山裕一による二人展が開催
Hayashi Kanae Takeshi and Yuichi Yokoyama To Hold Exhibition At Tetoka
林香苗武は、1991年長野県生まれ。武蔵野美術大学油絵科卒業後、東京を中心に活動しているアーティスト。2011年より「平面表現における速度」を主題に制作活動を続け、本年「速度主義宣言」を発表。現在は「速度主義」のもと、「『あらゆる摩擦や抵抗を無くした』機械の創造」を理念に、乗り物や動物など、速度を内包するモチーフを選び、かたちのない「スピード」を描いている。
林香苗武 (はやしかなえたけし) と横山裕一 (よこやま・ゆういち) による二人展「浦島太郎殺人事件」が、10月3日(土)より、神田のギャラリーカフェ TETOKA にて開催される。
林香苗武は、1991年長野県生まれ。武蔵野美術大学油絵科卒業後、東京を中心に活動しているアーティスト。2011年より「平面表現における速度」を主題に制作活動を続け、本年「速度主義宣言」を発表。現在は「速度主義」のもと、「『あらゆる摩擦や抵抗を無くした』機械の創造」を理念に、乗り物や動物など、速度を内包するモチーフを選び、かたちのない「スピード」を描いている。
『速度主義宣言』
人間は、速度の快感を覚えた瞬間から、もはや後戻りはできないのだ。 従順で、時に暴力的なスピードを持つフォルムは、空力、重力によって美しく研磨されている。 速度主義はあらゆる摩擦・抵抗をものともしない鋼鉄の機械を創造する。 速度を描く時代は終わり、芸術が速度になる時代がやってきたのだ。
2015年2月20日 林香苗武
横山裕一は、1967年宮崎県生まれ、武蔵野美術大学油絵科卒業。物語性を放棄することで時間の流れに焦点を絞り、迫力のある擬音語とともに人工的で未来的な世界を描いている。その作風は国内外で高く評価され、近年では、「横山裕一<これをネオ壁画と呼ぶ>集合する名士とけもの」(京都国際マンガミュージアム、2015年)、「横山裕一 × シュルレアリスム」(宮崎県立美術館、2014年)、「YÛICHI YOKOYAMA : WANDERING THROUGH MAPS, UNE EXPLORATION A TRAVERS LES CARTES」(Pavillon Blanc、2014年)、「これがそれだがふれてみよ」(兵庫県立美術館、2014年)など各所で個展を開催、積極的に作品を発表している。
本展は、目に見えない「時間」や「速度」をテーマに表現を続けてきた二人による展覧会。 10月3日 (土) のオープニング・レセプションでは、「横山裕一ネオ飲食②」と称して、出展アーティストの横山裕一が1日バーテンダーとして登場する。また、会期中に横山の書籍を購入すると、スペシャルなオマケがプレゼントされる。
<展覧会情報>
林香苗武・横山裕一「浦島太郎殺人事件」
会期: 10月3日 (土) – 10月18日 (日)
時間: 16:00 – 23:00 (水曜日休廊)
オープニング・レセプション: 10月3日 (土) 19:00 – 21:00
※作家来廊、 「横山裕一ネオ飲食②」開催
場所: TETOKA
住所: 東京都千代田区神田司町2-16 楽道庵1F
Tel: 03-5577-5309
入場料: 無料
協力: ARATANIURANO、888ブックス
企画: Yu Murooka
HP: www.tetoka.jp/archives/2956