デザイナー清水久和と日本を代表する企業７社が「次のデザイン」を発信する展覧会 資生堂、象印、富士フイルムほか

発売から60周年を迎えた資生堂の香水「ホワイトローズナチュラル」のボトルは、若い薔薇の柔らかく透明感のある棘がモチーフ。会場では、このデザインにインスパイアされた同社チーフパヒューマーによるオリジナルの香りも楽しめる | Photo by Muga Miyahara

S&O DESIGN の清水久和と、日本を代表する企業７社 (資生堂、象印マホービン、富士フイルム、天童木工、コトブキ、ノリタケ、コクヨ) の協働による展覧会「愛のコンティニュアスデザイン」展が、六本木のアクシスギャラリーで10月31日 (土) より開催中だ。

インスタントカメラ (藤フイルム) | Photo by Michinori Aoki

「オリーブのリーゼント」（瀬戸内国際芸術祭2013）など数々のデザインワークで注目を集める清水が、デジタル化時代のデザイン手法「コンティニュアスデザイン」を用いて各社とコラボレーションしたもの。会場では、完成したコンセプトモデルが一堂に展示され、各社の製品開発の特徴やものづくりの現場を紹介。スピーディなデザイン開発のあり方を探る、意欲的な試みとなっている。

清水が開発した「コンティニュアスデザイン」とは、成長する製品のためのデザイン手法。デザイナー自らがラフスケッチを描く感覚で行う新しい 3D デザインプロセスで、使いやすさの改善や機能から導かれる自然な美しさ、デザインプロセスの統合、さらにブランドを育てるための手法という、4 つの連続性を可能にしている。

＜展覧会情報＞
愛のコンティニュアスデザイン展
会期: 10月31日 (土) ～ 11月8日 (日)
会場: アクシスギャラリー
住所: 東京都港区六本木5-17-1 AXISビル4F
主催: アクシスギャラリー、S&O DESIGN
参加企業: 資生堂、象印マホービン、富士フイルム、天童木工、コトブキ、ノリタケカンパニーリミテド、コクヨ
協賛: オートデスク
協力: 竹尾、特種東海製紙、フォルム
企画: 岡田栄造（S&O DESIGN）、谷口真佐子（AXIS）
プロダクトデザイン: 清水久和（S&O DESIGN）
会場デザイン: 山口誠（山口誠デザイン）
グラフィックデザイン: 井上広一（ORYEL）
写真: 宮原夢画（Muga Miyahara Fotografia）
映像編集: 畔柳堯史（ポーラーデザイン）
HP: www.axisinc.co.jp/building/eventdetail/431