裸足の女神が纏う究極のリアリティクチュール、Valentino (ヴァレンティノ) 2016年春夏オートクチュールコレクション
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裸足の女神が纏う究極のリアリティクチュール、Valentino (ヴァレンティノ) 2016年春夏オートクチュールコレクション
Body, Movement, Beauty. Time As Values To Explor
Valentino (ヴァレンティノ) のオートクチュールと聞くだけで絢爛豪華なイメージがよぎるだろう。しかし今季2016年春夏 オートクチュールコレクションにて Maria Grazia Chiuri (マリア・グラツィア・キウリ) と Pierpaolo Piccioli (ピエールパオロ・ピッチョーリ) が打ち出したのは、極上のライトネス、そして Mariano Fortuny (マリアノ・フォルチュニィ) が20世紀初頭に発表したモダンクチュールの代名詞「デルフォス」ドレスの現代版だ。「デルフォス」といえばファッションの教科書でもおなじみのあの細やかなプリーツが施されたコラムシルエットのドレス。コルセットとクリノリンで女性たちを縛り付けていた当時のファッションに対し、流れるようなボディラインを解放した「デルフォス」ドレス。今回のコレクションでは「身体」に対する主体性をそのままファブリックに紡ぎだしたようなソフトかつデリケート、そして軽やかなガウンが揃った。豪奢なビザンチン装飾を思わせるヴィンテージ加工のベルベットやジャポニズムモチーフをインターシャによって表現したブロケード、そしてエンブロイダリーでドラゴンを施したシノワズリモチーフなど、世界各国の神々が集結したような壮大な叙情詩の主人公は、ギリシャ神話を思わせる金冠をまとった女神たち。その姿はまるでこの世のものとは思えないほど優美かつ軽やかだ。
![ドラゴンのモチーフが施されたオリエンタルなキモノガウン | © Valentino](https://static.fashionpost.jp/article/wp-content/uploads/2016/02/09224819/VALENTINO-HC-SS16-027DET.jpg)
ドラゴンのモチーフが施されたオリエンタルなキモノガウン | © Valentino
Valentino (ヴァレンティノ) のオートクチュールと聞くだけで絢爛豪華なイメージがよぎるだろう。しかし今季2016年春夏 オートクチュールコレクションにて Maria Grazia Chiuri (マリア・グラツィア・キウリ) と Pierpaolo Piccioli (ピエールパオロ・ピッチョーリ) が打ち出したのは、極上のライトネス、そして Mariano Fortuny (マリアノ・フォルチュニィ) が20世紀初頭に発表したモダンクチュールの代名詞「デルフォス」ドレスの現代版だ。「デルフォス」といえばファッションの教科書でもおなじみのあの細やかなプリーツが施されたコラムシルエットのドレス。コルセットとクリノリンで女性たちを縛り付けていた当時のファッションに対し、流れるようなボディラインを解放した「デルフォス」ドレス。今回のコレクションでは「身体」に対する主体性をそのままファブリックに紡ぎだしたようなソフトかつデリケート、そして軽やかなガウンが揃った。
![ギリシャ神話を彷彿とさせるゴールドのヘッドピース | © Valentino](https://static.fashionpost.jp/article/wp-content/uploads/2016/02/09224925/VALENTINO-HC-SS16-009DET.jpg)
ギリシャ神話を彷彿とさせるゴールドのヘッドピース | © Valentino
![足元を彩るのは、Alessandro Gaggio (アレッサンドロ・ガッジオ) によるゴールドジュエリー | © Valentino](https://static.fashionpost.jp/article/wp-content/uploads/2016/02/09224930/VALENTINO-HC-SS16-037DET.jpg)
足元を彩るのは、Alessandro Gaggio (アレッサンドロ・ガッジオ) によるゴールドジュエリー | © Valentino
豪奢なビザンチン装飾を思わせるヴィンテージ加工のベルベットやジャポニズムモチーフをインターシャによって表現したブロケード、そしてエンブロイダリーでドラゴンを施したシノワズリモチーフなど、世界各国の神々が集結したような壮大な叙情詩の主人公は、ギリシャ神話を思わせる金冠をまとった女神たち。その姿はまるでこの世のものとは思えないほど優美かつ軽やかだ。
HP: valentino.com