Jean Paul Gaultier 2016 Spring Summer Haute Couture Brings Back The Le Palace Freneticism

Jean Paul Gaultier (ジャン=ポール・ゴルチェ) 2016年春夏オートクチュールコレクションが呼び起こす、伝説のナイトクラブ Le Palace (ル・パレス) の熱気

Jean Paul Gaultier 2016 Spring Summer Haute Couture Brings Back The Le Palace Freneticism
Jean Paul Gaultier 2016 Spring Summer Haute Couture Brings Back The Le Palace Freneticism
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Jean Paul Gaultier (ジャン=ポール・ゴルチェ) 2016年春夏オートクチュールコレクションが呼び起こす、伝説のナイトクラブ Le Palace (ル・パレス) の熱気

Jean Paul Gaultier 2016 Spring Summer Haute Couture Brings Back The Le Palace Freneticism

1月27日に開催された Jean Paul Gaultier (ジャン=ポール・ゴルチェ) 2016年春夏オートクチュールコレクション。70年代から80年代にかけて一世風靡したパリの伝説的なクラブ Le Palace (ル・パレス) にオマージュを捧げたコレクションでは、Anna Cleveland (アンナ・クリーヴランド) をはじめとするトップモデルたちが “ストライク・ア・ポーズ” を披露した。

© Jean Paul Gaultier

© Jean Paul Gaultier

70年代、そして80年代を代表するニューヨークの名高いナイトクラブ Studio 54 (スタジオ54) に Diana Ross (ダイアナ・ロス) が白馬で乗り付けていた頃、パリでは Le Palace (ル・パレス) が活況を呈していた。モンマルトルに位置するこのクラブでのルールはただ一つ、”Anything goes (何でもありのド派手なファッション)”。このことは時に頭に扇を乗せたオリエンタルファッションを指しており、また時には全身スパンコールのディスコスタイルであり、そして Grace Jones (グレース・ジョーンズ) の場合上半身裸にレースのスカートを合わせた大胆な出で立ちを意味している。それほどまでに熱狂的な時代であった、ということだ。

時代を早送りして、現代へと目を向けてみよう。1月27日にパリにて Jean Paul Gaultier (ジャン=ポール・ゴルチェ) による2016年春夏オートクチュールコレクションが発表された。2014年の9月にプレタポルテを撤退し、オートクチュール撤退を表明した同メゾン。フランス人ならではのウィットに富んだ洋服を店頭で買えなくなってしまったのは残念だが、彼の生み出す絢爛豪華なドレスはオートクチュールコレクションで健在だ。Le Palace をテーマにした今季のコレクションでは、当時のものと見紛うとうなキャバレーのステージを会場に再現。スポットライトが当たるランウェイでは、スパンコールのパジャマスーツ、刺繍でピンストライプを表現したボディコンシャスなパンツスール、ランジェリーガウン、ビーズ刺繍を施したレオパードジャケットなど、ポップアイコンのオマージュを思わせるグラマラスなルックが登場。フィナーレで登場した Anna Cleveland (アンナ・クリーヴランド) がサテンジャージーのマントを翻す姿は、彼女の実の母親であり70年代のトップモデル Pat Cleveland (パット・クリーヴランド) の全盛期をオーバーラップさせた。

HP: www.jeanpaulgaultier.com