ノームコアに別れを告げて、Maison Margiela (メゾン マルジェラ) 2016-17年秋冬コレクションが打ち出す21世紀アヴァンギャルド
News
ノームコアに別れを告げて、Maison Margiela (メゾン マルジェラ) 2016-17年秋冬コレクションが打ち出す21世紀アヴァンギャルド
Maison Margiela Bits Farewell To The Norm-Core With Elevating Fall Winter Runway
Maison Margiela (メゾン マルジェラ) による最新2016-17年秋冬コレクションがパリにて発表された。John Galliano (ジョン・ガリアーノ) が手がける3シーズン目のウィメンズ プレタポルテにあたる今季、「Maison Margiela という進化し続けるワードローブの欲望を最大値にまで解放した」と表現されるコレクションは、33の珠玉のルックたちで彩られた。ちなみにこのコメントはあくまでブランドのオフィシャルリリースからの引用であり、John Galliano による声明では無いことも言及しておこう。
Maison Margiela (メゾン マルジェラ) による最新2016-17年秋冬コレクションがパリにて発表された。John Galliano (ジョン・ガリアーノ) が手がける3シーズン目のウィメンズ プレタポルテにあたる今季、「Maison Margiela という進化し続けるワードローブの欲望を最大値にまで解放した」と表現されるコレクションは、33の珠玉のルックたちで彩られた。ちなみにこのコメントはあくまでブランドのオフィシャルリリースからの引用であり、John Galliano による声明では無いことも言及しておこう。
Our intent was to unleash the desirability of our evolving Margiela wardrobe with full force
まずショーの幕を切ったのは、トレンチコートの上からコミック柄のキャミソールやローゲージニットのアームウォーマーをレイヤーしたルック。ファーストルックからも分かる通り、今回のスタイリングではベーシックなアイテムをベースにいくつもの異なるディティールを組み合わせることで、ポストモダニズムにも通づるエキセントリシティを印象付けている。イリデッセントな輝きを放つシアーなベルベットガウン、レオパード柄のフェイクファー、ゴールドのパイソンレザーで形作られたギャザー、絢爛なバロック様式のバックルベルト、歩くのもままならないほど高いプラットフォームのシューズ。様々な時代背景や文化をクロスオーバーさせたコレクションは、この数シーズンファッションシーンで影響力を及ぼしてきたノームコアブームから一転、アヴァンギャルドの復権とも言うべき圧倒的エネルギーを放っている。