PIGALLE (ピガール) 「EROS 」コレクションが東京で再演、クチュールのサヴォアフェールをストリートウェアに落とし込むとどうなる?
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PIGALLE (ピガール) 「EROS 」コレクションが東京で再演、クチュールのサヴォアフェールをストリートウェアに落とし込むとどうなる?
Stephane Ashpool Introduces PIGALLE Fall Winter Collection In Tokyo
フランス人デザイナー、Stephane Ashpool (ステファン・アシュプール) が手がける PIGALLE (ピガール) の最新の2016-17年秋冬コレクションが東京にて発表された。PIGALLE といえば、昨年の夏にアジア初となる旗艦店を円山町にオープンしたことも記憶に新しい。「EROS (エロス)」と名付けられた今回のコレクションは、もともと1月のパリ メンズファッションウィークで発表されたもの。東京ならではの新たな解釈で再演されたエクスクルーシブなプレゼンテーションでは、これまでのアーカイブの展示も同時に行われ、10回目のショーを迎えたブランドの新たなステージを示唆している。
フランス人デザイナー、Stephane Ashpool (ステファン・アシュプール) が手がける PIGALLE (ピガール) の最新の2016-17年秋冬コレクションが東京にて発表された。PIGALLE といえば、昨年の夏にアジア初となる旗艦店を円山町にオープンしたことも記憶に新しい。「EROS (エロス)」と名付けられた今回のコレクションは、もともと1月のパリ メンズファッションウィークで発表されたもの。東京ならではの新たな解釈で再演されたエクスクルーシブなプレゼンテーションでは、これまでのアーカイブの展示も同時に行われ、10回目のショーを迎えたブランドの新たなステージを示唆している。
50人ほどで満員になる小さなスペースで行われたプレゼンテーション、会場にはグランドピアノが設置されている。プレゼンテーションでは、日本人音楽家の渋谷慶一郎が即興による演奏を行い、臨場感溢れる幻想的な世界観を創り出した。
今回のコレクションでテーマとなったのは、男性の中に潜むフェミニティーと、それが作り出すエロティシズム。スウェット、ツイルなどのワークウェア用の素材とシフォンを大胆に組み合わせたスタイリングは、どこか奔放でノンシャランな男性像を浮き彫りにしている。ストリートウェアとクチュールの融合に挑戦したコレクションでは、Maison Lesage (メゾン・ルサージュ) によるエンブロイダリーや、Maison Lemarié (メゾン・ルマリエ) による羽飾り、 Lognon (ロニオン) によるプリーツ、そしてGoossens (ゴッサンス) によるバラのジュエリーなどが取り入れられている。
これら3つはいずれも、Chanel (シャネル) のオートクチュールを手がける工房であり、同ブランドの傘下の「Metiers d’Art (メティエダール)」としても知られているが、その精巧な手仕事がストリートウェアに用いられることは未だかつて前例が無いはずだ。
なお、今回のコレクションは4月23日より円山町の PIGALLE TOKYO (ピガール・トウキョウ) にて展開がスタートしている。