レオナルド・ディカプリオ主演&アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督 映画『レヴェナント:蘇えりし者』をもっと楽しむための10のトリビア
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レオナルド・ディカプリオ主演&アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督 映画『レヴェナント:蘇えりし者』をもっと楽しむための10のトリビア
10 Things You Didn’t Know About The Film ‘The Revenant’
第2弾は、第88回アカデミー賞でレオナルド・ディカプリオが悲願の「主演男優賞」を受賞、昨年の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』に続きアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督が2年連続の「監督賞」を受賞、さらにはエマニュエル・ルベツキが史上初の3年連続の「撮影賞」を受賞するなど、賞レースを総なめにした『レヴェナント 蘇りし者』を取り上げます。
映画をあまり見ないあなたにも、映画好きのあなたにも。新作旧作取り混ぜながらお送りする映画企画。あらすじとショートレビュー、ネタバレと、映画が少しだけおもしろくなるトリビアをご紹介します。
第2弾は、第88回アカデミー賞で Leonardo DiCaprio (レオナルド・ディカプリオ) が悲願の「主演男優賞」を受賞、昨年の『バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)』に続き Alejandro Gonzalez Inarritu (アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ) 監督が2年連続の「監督賞」を受賞、さらには Emmanuel Lubezki (エマニュエル・ルベツキ) が史上初の3年連続の「撮影賞」を受賞するなど、本年度の賞レースを総なめにした『レヴェナント:蘇えりし者』を取り上げます。
<あらすじ>
狩猟中に熊に襲われ瀕死の重傷を負ったヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)。チームのメンバーであるジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)は、グラスを足手まといだと置き去りにし、グラスの息子を殺す。グラスはフィッツジェラルドへの復讐を心に誓うのだが……。
<レビュー>
自然光で撮られた映像はとても美しく、とても残酷で、圧倒的なリアリティが見るものの心をえぐってきます。冒頭の大殺戮シーンをわたしはとても美しいと思いました。なすすべもなく死にゆく人々の最後の息遣いが、命を奪うものと奪われるものとの力関係が。そして、リアルなだけでなく、グラスの亡き妻が幻覚として現れるようなファンタジックな場面もあり、厳しい現実に少しだけ「グラスにとっての忘れえぬ愛」がかいま見えるのです。物語としては「復讐するために憎き者を追う」、これ一点のみであって、実は語るところが少ないんですね。それでも2時間超えの映像を引っ張れるのは、レオナルド・ディカプリオの演技力や映像の美しさだけではなく、次々と起きる事件、キャラクターからにじみ出る悪意や極限状態に置かれた人々の苦しみ、時には観客サービスかとも思える「びっくり映像」などが散りばめられているからでしょうか。まさに「這ってでも生きる」姿を見せたレオナルド・ディカプリオ。泥まみれのその姿を美しいと感じるのは、むき出しの「生への執着と狂気とも思える復讐心」ゆえでしょう。
1. レオナルド・ディカプリオはベジタリアンですが、映画内でバイソンの肝臓を生でむさぼり食べています。最初は偽物の肝臓を使う予定でした。ところが、あまりにも「偽物」に見えてしまうためディカプリオは本物を食べることを選びました。そして、二度と食べないと言っています。火を起こしたりマスケット銃を撃ったり斧を投げたり、先住民族の言語をふたつ習得したりと、ディカプリオの今までの経歴の中で最も難しい役柄だったそうです。
2. 全て自然光で撮られたという触れ込みですが、じつは唯一、自然光で撮られなかったシーンがあります。夜のキャンプファイヤーシーンは、周りにライトが置いてあります。撮影監督のエマニュエル・ルベツキはインタビューで「強風で火が揺らめいてしまうため、ライトを置かなければならなかった」と語っています。
3. アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督はフィッツジェラルド役の Tom Hardy (トム・ハーディ) に、すべてのスタントシーンを自分で演じるよう命じました。トム・ハーディは安全面を心配し、とうとう監督と喧嘩になりました。怒ったトム・ハーディは監督の首を絞めました。後日、トム・ハーディが監督の首を絞めている様子がTシャツの絵柄となり、スタッフ全員へ贈られました。
Tom Hardy made The Revenant cast t-shirts of him choking the director https://t.co/61Iea8IS90 pic.twitter.com/aZoMDkOtD5
— The Independent (@Independent) 15 January 2016
4. この映画は実話が元になっており、原作小説『蘇った亡霊:ある復讐の物語』もあります。実際のヒュー・グラスには子供がおらず、結婚していたという記録も残っていません。ヒュー・グラスの体験を元にした映画は他に『Man in the Wilderness』(1971年) があります。
5. ディカプリオは映画の中で熊に襲われたり崖から落ちたり足を折ったり散々な目に遭っており、満身創痍ですが、実際の撮影ではまったくの無傷でした。ただ、トム・ハーディと殴りあうシーンでは鼻の骨を折っています。ディカプリオは傷メイクをするために毎回5時間を費やしました。
6. アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督は、Andrei Tarkovsky (アンドレイ・タルコフスキー) 監督 『アンドレイ・ルブリョフ』、黒澤明監督『デルス・ウザーラ』、Francis Ford Coppola (フランシス・フォード・コッポラ) 監督『地獄の黙示録』、Werner Herzog (ヴェルナー・ヘルツォーク) 監督『フィツカラルド』『アギーレ/神の怒り』などに影響を受けたと語っています。
7. ディカプリオが馬の死骸の中で眠るシーンがあります。これは本物の死骸という噂がありましたが、都市伝説です。プロデューサーがインタビューで、偽物であることを明かしています。また、取り出された内臓の置かれる場所が、カットによって馬の身体の横から馬の頭の横へ変わっています。
8. 最初の襲撃シーンで、サングラスをかけているエキストラが少なくとも2人映っています。ちなみにこの映画の舞台は1823年です。
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— #TheRevenant (@RevenantMovie) 29 March 2016
9. ディカプリオが川に流されているシーンでは、雪や氷があったりなかったりしています。これは、予定よりも撮影が遅れてしまったため、撮影中に雪が溶けてしまったからです。
Extreme conditions can yield incredible beauty. #TheRevenant https://t.co/bSId7k38nXhttps://t.co/WhRgUfyLjq
— #TheRevenant (@RevenantMovie) 20 April 2016
10. 映画の企画が持ち上がった2001年の頃、Samuel L. Jackson (サミュエル・L・ジャクソン) 主演、John Hillcoat (ジョン・ヒルコート) 監督の予定でした。また、Christian Bale (クリスチャン・ベール) も候補に上がっていました。その後、2011年にアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が監督に選ばれました。映画の撮影は、2014年から始まりました。レオナルド・ディカプリオが『ウルフ・オブ・ウォールストリート』を、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥが『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』の撮影をしていたために遅れたのです。
映画タイトル | 『レヴェナント:蘇えりし者』 |
原題 | THE REVENANT |
監督 | Alejandro Gonzalez Inarritu (アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ) |
キャスト | Leonardo DiCaprio (レオナルド・ディカプリオ)、Tom Hardy (トム・ハーディ)、Domhnall Gleeson (ドーナル・グリーソン)、Will Poulter (ウィル・ポールター) |
音楽 | 坂本龍一 |
上映時間 | 157分 |
製作国 | アメリカ |
配給会社 | 20世紀フォックス映画 |
HP | www.foxmovies-jp.com/revenant |
© 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved. | |
日劇他全国ロードショー |
Source:
http://www.uselessdaily.com/movies/15-interesting-facts-about-the-movie-the-revenant-list
http://timesofindia.indiatimes.com/entertainment/english/movie-reviews/The-Revenant/movie-review/51138623.cms?tabtype=trivia
http://moviepilot.com/posts/3727545http://www.imdb.com/title/tt1663202/trivia