「あいちトリエンナーレ2016」が開催、現代美術や舞台芸術アーティスト総勢100組以上が参加

久門剛史『らせんの練習』 2013 | Courtesy of Aomori Contemporary Art Centre [ACAC], OTA FINE ARTS

2016年8月11日 (木・祝) より、愛知芸術文化センターや名古屋市美術館をはじめとする愛知県市内にて「あいちトリエンナーレ2016」が開催される。

会期は10月23日 (日) までの74日間。3回目の開催となる今回のテーマは「虹のキャラヴァンサライ 創造する人間の旅」。過去から未来へ、太陽系から別の恒星へと、途方もない距離と時間の中で、好奇心を持つ人間による未知への無限の探求の旅は続く、という意味が込められている。

マリアナ・カスティーリョ・デバル『Who will measure the space, who will tell me the time? (Sérignan)』 展示風景　Musée régional d’art contemporain, Sérignan、フランス　2015 | photo: Jean-Christophe Lett | Courtesy of the artist and Barbara Wien, Berlin.

会期中は「創造」や「旅」をテーマに選ばれた、国内外約75組のアーティストによる現代美術展、約20組の映像プログラム上映、10〜15組によるパフォーミングアーツ上演、プロデュースオペラ「魔笛」の上演が行われる。ベルリン拠点で活動を続ける Mariana CASTILLO DEBALL (マリアナ・カスティーリョ・デバル)、ムンバイ郊外で Cona Foundation を設立し同世代のアー ティストたちを牽引し続けてきた Shreyas KARLE (シュレヤス・カルレ)、昨年の国立新美術館でのグループ展の記憶が新しい小林耕平 (こばやし・こうへい)、音や光、立体を用いたインスタレーション作品で知られる久門剛史 (ひさかど・つよし) をはじめ、欧米・南米・アジア・アフリカなど多様な地域のアーティストが参加し、本トリエンナーレでしか見られない作品を展開する。