第72回ヴェネチア国際映画祭にて銀獅子賞を受賞したパブロ・トラペロ監督の最新作『エル・クラン』が今秋公開

©2014 Capital Intelectual S.A. / MATANZA CINE / EL DESEO

『オール・アバウト・マイ・マザー』『トーク・トゥ・ハー』などを手がけるスペインの鬼才 Pedro Almodóvar (ペドロ・アルモドバル ) が製作し、2015年に開催された第72回ヴェネチア国際映画祭にて監督賞となる銀獅子賞を受賞した『エル・クラン』がいよいよ日本で公開される。

本作は、1983年にアルゼンチンで実際に起きた事件をもとに映画化。裕福で、周囲からも慕われる父、母、息子3人、娘2人の素敵な家族 ‘プッチオ家’。幸せな暮らしをしている彼らのまわりで、ある日を境に、金持ちの家を狙った高額の身代金事件が多発。近所では不安が募る一方、変わらない生活を送る家族。彼らの裏には一体、何があるのか？裕福な普通の家族が全世界を震撼させた、家族の秘密に迫る。

第10回アルゼンチンアカデミー賞では最多5部門（撮影・新人男優・美術・衣装・録音）を受賞する快挙を遂げ、その勢いは止まず、各国の映画祭で賛辞をうけた同作品。さらには米・辛口批評家サイト『Rotten Tomatoes』でも90%の満足度となった話題作は今秋、2016年9月17日 (土)より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー。

＜あらすじ＞
1983年、アルゼンチンの平和な街。裕福でご近所からも慕われるプッチオ家は父アルキメデスを筆頭に妻、息子3人、娘2人で幸せに暮らしていた。しかし、二男アレハンドロが通う学校の友達の一人が誘拐され、姿を消してしまう。以降、彼らのまわりで金持ちだけを狙った身代金事件が多発。犯人が捕まらず近所には不安な空気が流れる中、プッチオ家はいつもと変わらない生活をしていた。ある夕飯の時間、アルキメデスは、妻の作った料理をキッチンから食卓ではなく、なぜか2Fの奥にある鍵のかかった部屋へと運んでいく。この家族には誰にも言えない秘密がある―。