20世紀を代表する戦争映画の傑作、ジッロ・ポンテコルヴォ監督『アルジェの戦い』が公開
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20世紀を代表する戦争映画の傑作、ジッロ・ポンテコルヴォ監督『アルジェの戦い』が公開
Revives A Masterpiece 'La battaglia di Algeri'
フランス支配からのアルジェリアの独立戦争を描いた戦争映画の傑作、Gillo Pontecorvo (ジッロ・ポンテコルヴォ) 監督『アルジェの戦い』がデジタル・リマスター、オリジナル言語版で公開されることが決定した。
フランス支配からのアルジェリアの独立戦争を描いた戦争映画の傑作、Gillo Pontecorvo (ジッロ・ポンテコルヴォ) 監督『アルジェの戦い』がデジタル・リマスター、オリジナル言語版で公開されることが決定した。
1967年、映画雑誌『キネマ旬報』が例年発表する外国映画年間ベストテンにおいて名立たる傑作をものともせず圧倒的な差で第1位の栄冠を勝ちとった本作。1962年、8年間の血みどろの武力闘争を経てフランスから独立を勝ち取ったアルジェリアを舞台に、その初期、首都アルジェの「ネイティブ居住区」の住民達が、独立のために命をかけて戦う様を描いた大作である。
監督の Gillo Pontecorvo はジャーナリスト出身。彼は映画を作るにあたって記録映像を一切使わず、目撃者や当事者の証言、残された記録文書をもとにリアルな劇映画として戦争の実体をドキュメンタリー・タッチで詳細に再現。主要キャストには実戦経験者を含む、素人達を多数起用。戦車、武器類はアルジェリア軍より調達、フランス映画『望郷』の舞台となったカスバでオールロケを敢行など、リアリティにこだわり5年の歳月をかけて作られた本作はたちまち話題となった。
1966年ベネチア国際映画祭でグランプリにあたる金獅子賞を受賞した折には、当時現地入りしていたフランス代表団が’反仏映画’として反発し、映画監督 Francois Truffaut (フランソワ・トリュフォー) を除いて全員が会場を退席したという衝撃的なエピソードが残っている。
欧米・南米など、世界中で名作中の名作と讃えられた本作が、約50年ぶりに日本で蘇る。決して忘れてはならないこの戦いは2016年10月、新宿 K’s cinema ほか全国順次ロードショー。
映画タイトル | アルジェの戦い |
原題 | La battaglia di Algeri |
監督 | Gillo Pontecorvo (ジッロ・ポンテコルヴォ) |
脚本 | Franco Solinas (フランコ・ソリナス) /Gillo Pontecorvo |
撮影 | Marcello Gatti (マルチェロ・ガッティ) |
音楽 | Ennio Morricone (エンニオ・モリコーネ) |
出演 | Jean Martin (ジャン・マルタン) Yacef Saadi (ヤセフ・サーディ) Brahim Haggigag (ブラヒム・ハギアグ) |
提供 | キングレコード |
配給 | コピアポア・フィルム |
HP | algeri2016.com |
宣伝 | 岩井秀世 |
1966年/イタリア=アルジェリア/B&W/1.85:1/121分/フランス語・アラビア語 | |
© 1966 Casbah Films, Inc. All rights reserved | |
10月より新宿K’s cinemaほか全国順次公開 |