Etro 2017 Spring Summer Menswear Collection Explores Wabi Sabi Purism

Etro (エトロ) 2017年春夏メンズコレクションに見る、静謐で情熱的な青

Etro 2017 Spring Summer Menswear Collection Explores Wabi Sabi Purism
Etro 2017 Spring Summer Menswear Collection Explores Wabi Sabi Purism
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Etro (エトロ) 2017年春夏メンズコレクションに見る、静謐で情熱的な青

Etro 2017 Spring Summer Menswear Collection Explores Wabi Sabi Purism

ミラノ ファッションウィーク期間中にあたる20日、Etro (エトロ) の2017年春夏メンズコレクションが発表された。「BLUE IKAT 」の名の如くブルーをテーマにした今季、会場の Palazzo del Ghiaccio (パラッツォ デル ギアッチョ) は一面ブルーのカーペットが敷き詰められた。

ミラノ ファッションウィーク期間中にあたる20日、Etro (エトロ) 2017年春夏メンズコレクションが発表された。「BLUE IKAT 」の名の如くブルーをテーマにした今季、会場の Palazzo del Ghiaccio (パラッツォ デル ギアッチョ) は一面ブルーのカーペットが敷き詰められた。

Blue Ikat – Clouds Meet The Sea

ショーの幕を切ったのは、Francesco  Torricella (フランチェスコ・トリセラ) が監督し、メンズモデルの Paul Boche (ポール・ボシェ) Lucette Van Beek (リュセット・ヴァン・ビーク) を起用したショートフィルム。紺碧の海と空が溶け入る地平線を描いた作品は、神秘的でありながらどこか懐かしさも漂わせている。

これまでオレンジや赤のペイズリー柄で広く親しまれてきた Etro が、打って変わって青をテーマに掲げた理由のひとつとして、裏テーマである日本へのオマージュが込められているという。「禅」や「侘び寂び」に代表される、無為自然な中に見る不完全な美しさ、そして静謐な中に垣間見る情熱的な一面。手染めによるブルーのイカット柄や、レーザーカットを表面に施すことで角度によって見えかたの異なるペイズリーを表現したインディゴなど、卓越したクラフツマンシップが随所に散りばめられたワードローブからは、奥ゆかしくも大胆な男性像を浮き彫りとなった。

今回のショーでもう一つの注目ポイントとなったのが、モデルのキャスティング。ファーストルックで登場した、フォトグラファーでありフランス版『L’officiel Homme (ロフィシェル・オム)』のクリエイティブ・ディレクター Pablo Arroyo (パブロ・アロヨ) や建築家の Paolo Giachi (パオロ・ジアチ)、プロサーファーの Marco Vinante (マルコ・ヴィナンテ)、そしてクリエイティブ ディレクター Kean Etro (キーン・エトロ) の息子である Swann Etro (スワン・エトロ) など、あらゆる年齢や国籍、そしてバックボーンから選出されたモデルたちが共演するステージは、いつものランウェイとは異なる和やかでピースフルな空気で包まれた。

HP: www.etro.com