Gosha Rubchinskiy (ゴーシャ・ラブチンスキー) の最新写真集『THE DAY OF MY DEATH (ザ・デイ・オブ・マイ・デス)』が発売
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Gosha Rubchinskiy (ゴーシャ・ラブチンスキー) の最新写真集『THE DAY OF MY DEATH (ザ・デイ・オブ・マイ・デス)』が発売
Gosha Rubchinskiy's New Photo Book "THE DAY OF MY DEATH"
Gosha Rubchinskiy (ゴーシャ・ラブチンスキー) による最新写真集『THE DAY OF MY DEATH (ザ・デイ・オブ・マイ・デス)』が6月27日(月)より IDEA (イデア) にて発売される。
Gosha Rubchinskiy (ゴーシャ・ラブチンスキー) による最新写真集『THE DAY OF MY DEATH (ザ・デイ・オブ・マイ・デス)』が6月27日(月)より IDEA (イデア) にて発売される。
近年で最も注目を集めるロシアを拠点とする新進気鋭のメンズウェアデザイナーである同氏は、フォトグラファーとしても頭角を表しており、その飛び抜けたセンスが高い評価を集めている。
IDEA からは、これまでに『Crimea / Kids』や『Youth Hotel』といった写真集を出版しており、いずれも即完売。『THE DAY OF MY DEATH』は、同氏がフィレンツェで6月に開催された Pitti Uomo (ピッティ・ウォモ) にゲストデザイナーとして招待されたことに端を発するプロジェクトだ。
1000部のみの限定発売となる『THE DAY OF MY DEATH』は、彼にとって最も野心的な作品となっている。表紙を飾るのは、ロシア人女優の Renata Litvinova (レナータ・レトヴィノヴァ)。メンズのテイラードジャケットを身に纏いタバコを吸う彼女の姿は、ネオクラシカルなスタイリングを大胆かつ私的に仕上げた本作を象徴するものであり、デザイナーの新たな出発の決意表明としても見て取れる。初めて自身の拠点となるロシア以外で撮り下ろした本作は、全てをモノクロ写真で統一するといった新たな試みにも挑戦している。
舞台となるフィレンツェを、Rubchinskiy は絵はがきにあるようなありきたりな美しい風景で切り取るのではなく、あえて工場や政府本部などをロケーションに選んでいる。自身のバックボーンでもある旧ソ連と相似するムッソリーニ支配下のイタリアに美的価値を見出したのだ。彼は同作品を通して「現在のヨーロッパ とは何か? 国々は一体化しているのか? はたまた分離しているのか? グローバルとは何か? そして、個性とは何か?」といった疑問を投げかけている。
スタイリングを手がけたのは、Vetements (ヴェトモン) のチームメンバーのひとりでもあり、本作にもモデルとして登場しているスタイリストの Lotta Volkova (ロッタ・ヴォルコヴァ)。その他にも、Ivan Pogornyi や Titouan & Louison Savignoni 兄弟らが登場している。全ての写真はフィルムカメラで撮影され、製本はイギリスにて手作業で行われた。
Gosha Rubchinskiy は、イタリアの映画監督であり詩人である鬼才 Pier Paolo Pasolini (ピエル・パオロ・パゾリーニ) に言及するとともに、『THE DAY OF MY DEATH』について下記のようにコメントしている。
「特別な何かがしたかったんです。コレクション、ショートフィルム、そして本。これらは私のメッセージを届けるための主な三つの手法です。同名の本と映像作品は、ともにピエル・パオロ・パゾリーニからインスパイアされたものであり、同時に彼に捧げる作品でもあります。 彼が唱えていた思想や詩の中には、現代にも受け入れられるものがあると思いますし、今、注目するべきアーティストだと思ったのです」
同写真集は、パリのメンズ・ファッションウィークの期間中である6月25日に Trading Museum Comme des Garçons (トレーディング ミュージアム・コム デ ギャルソン) にて開催されたサイン会でのローンチを皮切りにロンドン、ニューヨーク、銀座の Dover Street Market (ドーバーストリートマーケット) と IDEA のオンラインショップにて発売される。
書籍名 | 『THE DAY OF MY DEATH』 |
装丁 | ソフトカバー |
寸法 | 210 x 280 mm |
頁数 | 104頁 |
価格 | ¥7,000 |
部数 | 1,000部 |
出版社 | IDEA |
HP | www.ideanow.online |