ストリートスナップのレジェンド Bill Cunningham (ビル・カニンガム) が死去、享年87歳

ストリートファッション・スナップの先駆者であり、ニューヨークを代表する名物フォトグラファーとして多くの功績を残してきた Bill Cunningham (ビル・カニンガム) が他界した。享年87歳。

先週、脳卒中のため緊急入院し、6月25日に亡くなったことを、彼が長年に渡りコラムを寄稿してきた『The New York Times (ニューヨーク・タイムズ) 』が報じた。

トレードマークは青いジャケットにカーキパンツ、ブラックのスニーカーと自転車、首元にはいつも35mmカメラ。ニューヨークの街角で50年以上にわたってストリートスナップを撮り続け、ニューヨークのファッションシーンを語る上で欠くことのできない存在として活躍してきた Bill Cunningham。『The New York Times』に約40年にわたって人気ファッション・コラム『On the Street (オン・ザ・ストリート) 』と社交コラム『Evening Hours (イヴニング・アワーズ) 』を連載してきたストリートファッション・スナップ界のレジェンドは、2008年にはフランス文化省から芸術文化勲章オフィシエを受勲。2011年にドキュメンタリー映画『Bill Cunningham New York (ビル・カニンガム＆ニューヨーク)』が公開され、大ヒットを記録したことがまだ記憶に新しい。

『The New York Times』は、Bill Cunningham を「伝説的な New York Times のファッションフォトグラファー」と喩え、25日付けの記事で哀悼の意を表明した。