'El abrazo de la serpiente' To Launch In Japan From Octover

コロンビア史上初のアカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品『彷徨える河』が公開

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コロンビア史上初のアカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品『彷徨える河』が公開

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コロンビア史上初のアカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品するなど、いま最も注目されているコロンビアの監督 Ciro Guerra (シーロ・ゲーラ) が描き出す『彷徨える河』が10月より全国順次公開される。

 

コロンビア史上初のアカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品するなど、いま最も注目されているコロンビアの監督 Ciro Guerra (シーロ・ゲーラ) が描き出す『彷徨える河』が10月より全国順次公開される。

本作は、20世紀初頭と中盤にアマゾンに足を踏み入れたドイツ人民族誌学者 Theodor Koch-Grünberg (テオドール・コッホ=グリュンベルク) とアメリカ人植物学者 Richard Evans Schultes (リチャード・エヴァンズ・シュルテス) の二人の白人探検家の手記に触発されて作られた物語。過去と現在という2つの時を交錯させながら、数十年に及ぶ孤独から記憶や感情を失っていた先住民カラマカテが幻の聖なる植物ヤクルナを求めてアマゾンにやって来たリチャードとの出会いによって再び心を取り戻していくというもの。神秘的な幻覚や呪術に彩られ、幻想的なリアリティにより現実と幻想の区別を惑わせるような世界観を、美しいモノクロームの映像と情感溢れる多層に重ねられた音によって描き出した作品だ。

©Ciudad Lunar Producciones

©Ciudad Lunar Producciones

監督は、米エンタメ業界紙『 Variety 』にて、“2016 年に注目すべき監督 10人” に選出されるなど、近年世界的な注目を受けているコロンビアの俊英、 Ciro Guerra。本作も2015年カンヌ国際映画祭監督週間芸術映画賞受賞、2016年アカデミー賞外国語映画賞ノミネートなど、数々の映画祭で高い評価を得ている。

探検家の手記をもとにしながらも、神秘的なアマゾンを舞台に敢えて先住民の目線から描くことで今まで知り得なかった彼らの感情や歴史の刻みを独特に表現した本作。その時代にタイムスリップしたようなモノクロームの映像の世界観から、探検家、先住民たちが見ているアマゾンはどんな色に見えているのだろうか…是非想像しながら作品を見て欲しい。

<あらすじ>
アマゾン流域の奥深いジャングル。侵略者によって滅ぼされた先住民族の村、唯一の生き残りとして他者と交わることなく孤独に生きているカラマカテ。ある日、不思議な呪術をあやつる彼を頼り、重篤な病に侵されたドイツ人民族学者がやってくる。白人を忌み嫌うカラマカテは一度は治療を拒否するが病を治す唯一の手段となる幻の聖なる植物ヤクルナを求めて、カヌーを漕ぎ出す。数十年後、孤独によって記憶や感情を失ったカラマカテは、ヤクルナを求めるアメリカ人植物学者との出会いによって再び旅に出る。過去と現在、二つの時が交錯する中で、カラマカテたちは、狂気、幻影、混沌が蔓延するアマゾンの深部を遡上する。彼らが向かう闇の奥にあるものとは…。

 作品紹介
映画タイトル 彷徨える河
原題 El abrazo de la serpiente
監督・脚本 Ciro Guerra (シーロ・ゲーラ)
出演者
Jan Bijvoet (ヤン・ベイヴート)、 Brionne Davis (ブリオン・デイビス)、
Antonio Bolívar Salvador (アントニオ・ボリバル・サルバドール)、Nilbio Torres (ニルビオ・トーレス)
宣伝 トレノバ
宣伝協力 スリーピン
配給 トレノバ、ディレクターズ・ユニブ
後援 コロンビア大使館
HP samayoerukawa.com
2015年/コロンビア・ベネズエラ・アルゼンチン/124分
©Ciudad Lunar Producciones
2016年10月、シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー