NY のニューウェーブ、Gypsy Sport (ジプシー・スポーツ) が打ち出すパン＝エスニックなユニセックスファッション

NY ブランド、Gypsy Sport (ジプシー・スポーツ) による最新2017年春夏コレクションが発表された。Gypsy Sport と言ってもまだ日本ではさほど一般的には知られていられないだろう。簡単にブランドの概略を紹介すると、デザイナーの Rio Uribe (リオ・ウリベ) はアメリカ、ロサンゼルスとメキシコで幼少時代を過ごしたマルチカルチャーなバックボーンの持ち主。2005年に NY に拠点を移し、ファッションとアートを学んだ後に、2006年には Nicolas Ghesquiere (ニコラ・ゲスキエール) 時代の　Balenciaga (バレンシアガ) にてマーチャンダイザーとしてファッションリテールの経験を積んでいる。

自身のブランド Gypsy Sport を立ち上げたのが2012年。多国籍かつジェンダーにとらわれないレディ トゥ ウェアでストリートを中心に注目を集めた同氏は、その後 DKNY や Opening Ceremony などとコラボを手がけている。

昨年には若手デザイナーの登竜門「The CFDA/Vogue Fashion Fund (CFDA／ヴォーグ・ファッション・ファンド)」を受賞。Hood By Air. (フッド・バイ・エアー) に続く NY のニューウェーブとして期待が高まっている。

今回、2017年春夏シーズンでは、真っ赤なキンキーブーツを履いたガールズダンサーたちのパフォーマンスと共にユニセックス向けのコレクションを発表。スポーツウェアやブリットトラッドなど、様々なカルチャーを折衷したワードローブは、デコラティブなディティール、90年代のヒップホップシーンを思わせるエキセントリックなヘアメイク、そしてブランドのシグネチャーである「パン＝エスニック (汎エスニック)」なスタイリングで提案された。

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HP: gypsysportny.com