戦時中の D.I.Y. 精神をアートに昇華、Christopher Kane (クリストファー・ケイン) 2017年春夏コレクション
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戦時中の D.I.Y. 精神をアートに昇華、Christopher Kane (クリストファー・ケイン) 2017年春夏コレクション
This Is How Christopher Kane Does D.I.Y. 40s Chic
Christopher Kane (クリストファー・ケイン) のランウェイショーが開催されたのは、これまでに引き続き英国屈指の現代アートのメッカ、Tate Modern (テート・モダン)。今季2017年春夏コレクションの題名は「Make Do and Mend」。これは、第二次世界大戦中にあたる1940年代に、イギリス国内で配布されたライフスタイルのパンフレットの名前でもある。
Christopher Kane (クリストファー・ケイン) のランウェイショーが開催されたのは、これまでに引き続き英国屈指の現代アートのメッカ、Tate Modern (テート・モダン)。今季2017年春夏コレクションの題名は「Make Do and Mend」。これは、第二次世界大戦中にあたる1940年代に、イギリス国内で配布されたライフスタイルのパンフレットの名前でもある。
『British Library (ブリティッシュ・ライブラリー)』のウェブサイトにて抜粋されているイントロを見てみると、序文にはこう記してある。「ご家庭の奥様に、便利で役立つ倹約ファッションのコツをお教えします。」
40年代風ファッションの特徴であるウエストを強調した「H ライン」は、今回のコレクションにおいて D.I.Y. 感溢れるモールド刺繍やグラフィカルなパッチワーク、そして Christian Dior (クリスチャン・ディオール) によって1947年に発表された「レオパードドレス」へのオマージュと思わしきアニマルプリントなど、様々なバリエーションで登場している。
手の込んだ精巧なドレスに対して、足元に合わせられたのは言わずと知れたコンフォートシューズの代表格 Crocs (クロックス) の限定コラボモデル。アヴァンギャルドな作風でロンドンデザイナー界を牽引する Kane だが、今回のコレクションでは戦時中という過酷な状況を連想させることでよりタフで自立した女性像を浮き彫りにしているようだ。