英国人デザイナー Richard Nicoll (リチャード・ニコル) が死去、享年39歳

2006年に自身の名を冠したブランドのデビューコレクションを発表して以来、ロンドンのファッションシーンを率引するファッションデザイナーのひとりとして活躍してきた英国人デザイナー Richard Nicoll (リチャード・ニコル) が他界した。享年、39歳。

『Business of Fashion (ビジネス・オブ・ファッション)』によると、Richard Nicoll はオーストラリア、シドニーで21日の早朝に自宅より病院へ緊急搬送され、亡くなった。死因は心臓発作。ロンドン生まれ、オーストラリア育ちのデザイナーは、自身のブランドを2015年に休止し、近年はオーストラリアにてファッションブランドやセレブリティへのコンサルタントとして活躍していた。2017年1月より、スポーツウェアブランド adidaas (アディダス) のクリエイティブディレクターに就任予定だった。

Richard Nicoll はセントラル・セント・マーチンズで Louise Wilson (ルイーズ・ウィルソン) のもとでファッションデザインを学び、2002年に卒業。卒業コレクションは、Dolce & Gabbana (ドルチェ&ガッバーナ) が全て購入したことで有名だ。卒業後は、自身のブランドのショーをロンドンファッションウィークで発表しながら、Louis Vuitton (ルイ・ヴィトン) や Marc Jacobs (マーク・ジェイコブス) などでフリーランスデザイナーとして活躍。2008年には、ANDAM アワードも受賞している。2009年よりパリのブランド Cerutti (セルッティ) のクリエイティブ・ディレクターを2年間務めた。また、昨年まで英国のリテーラー Jack Wills (ジャック・ウィルス) にてクリエイティブ・ディレクターを務めていた。

The Business of Fashionさん(@bof)が投稿した写真 – 2016 10月 21 12:31午前 PDT