アート作品と作者、そして観客の「曖昧な関係」…銀座メゾンエルメス フォーラムにて3人のアーティストによるグループ展が開催
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アート作品と作者、そして観客の「曖昧な関係」…銀座メゾンエルメス フォーラムにて3人のアーティストによるグループ展が開催
Ginza Maison Hermès Forum Introduces Les Liaisons ambiguës Group Exhibition
銀座メゾンエルメス フォーラムにて12月21日からグループ展「曖昧な関係」展が開催される。本展の命題となるのは、作品と身体の間に生まれる関係性。言うなれば、アート作品の主体性、ないしそれと対峙する作者や観客との曖昧な関係性だ。
銀座メゾンエルメス フォーラムにて12月21日からグループ展「曖昧な関係」展が開催される。本展の命題となるのは、作品と身体の間に生まれる関係性。言うなれば、アート作品の主体性、ないしそれと対峙する作者や観客との曖昧な関係性だ。
参加アーティストの一人、スイスのジュエリー作家 Bernhard Schobinger (ベルンハルト・ショービンガー) が用いるのは、割れたガラスをはじめとするファウンド・オブジェを使ったジュエリー作品。愛と権力、そして欲望の対象であるジュエリーが、”身体” の不在によってその有用性を謳歌するのではないか、という考察のもと、作品と身体の主従関係を問いかけている。
二人目の作者、Anne Laure Sacriste (アンヌ・ロール・サクリスト) が用いるのは絵画。ルネッサンス以降、絵画の基礎技法として広く知られてきた遠近法と、その中で生まれた消失点という曖昧な場所に着目し、いかに臨場感のある絵画作品が観客を別の世界へと引き込み、また同時に室内と外や、部分と全体の移ろいやすく相対的な関係を浮き彫りにしている。
神奈川県生まれ、ベルリン在住のアーティスト Nile Koetting (ナイル・ケティング) は映像やインスタレーション、サウンドアート、パフォーマンスなど幅広い表現技法を駆使して世界と人間の関係を問い続けてきた。今回の展覧会ではイタリアの思想家 Mario Perniola (マリオ・ペルニオーラ) の「エニグマ」を引用しながら、「モノ」化してゆく人間を貫く態度としてパンクカルチャーの「未来のなさ」や「何も感じないこと」を共鳴させている。
展覧会情報 | |
展覧会名 | 「曖昧な関係」展 |
会期 | 12月21日~2017年2月26日 |
場所 | 銀座メゾンエルメス フォーラム |
住所 | 中央区銀座 5-4-1 8 階 |
開館時間 | (月~土) 11:00~20:00 (最終入場 19:30)、(日) 11:00~19:00 (最終入場 18:30) |
定休日 | 不定休 (エルメス銀座店の営業時間に準ずる) |
電話番号 | 03-3569-3300 |
HP | www.maisonhermes.jp/ginza/gallery |