Wong Kar-wai (ウォン・カーウァイ) が Gucci (グッチ) ファミリーの悲劇を映画化へ

香港のカルト的人気を誇る映画監督 Wong Kar-wai (ウォン・カーウァイ) が Gucci (グッチ) ファミリーを襲った悲劇にまつわる映画を製作することが『Dazed (デイズド)』によって報じられた。

イタリアの老舗メゾンの創業者である Guccio Gucci (グッチオ・グッチ) の孫であり元 CEOである Maurizio Gucci は、1995年に殺し屋によってミラノで殺害された。その後、この殺し屋は Maurizio の元妻である Patrizia Reggiani (パトリツィア・レッジアーニ) による依頼であったことが明らかになり、当時世間に大きな衝撃を与えた。

『花様年華』や『マイ・ブルーベリー・ナイツ』などで知られる人気映画監督 Wong Kar-wai は次なる新作の題材に、この Gucci ファミリーを襲ったスキャンダラスな事件を選んだという。タイトルやキャストは未だ明らかにされていないが、もし同作の製作が実施されれば Tony Leung (トニー・レオン) と Zhang Ziyi (チャン・ツィイー) を主演に迎えたアクション映画『グランドマスター』から約4年ぶりの新作となる。

以前には、Angelina Jolie (アンジェリーナ・ジョリー) や Leonardo DiCaprio (レオナルド・ディカプリオ) を主演に迎え、Ridely Scott (リドリー・スコット) が監督を務める同事件の映画化が報じられた。しかし、Maurizio の姪にあたる Patrizia Gucci (パトリツィア・グッチ) が抗議する意向を表明したため、実現にはいたらなかった。Wong Kar-wai 監督による本作が実現されれば、非常に大きな話題を集めることは間違いないが、なかなか一筋縄ではいきそうにはない。続編を待とう。

The Film Stageさん(@thefilmstage)が投稿した写真 – 2016 11月 16 1:15午後 PST