新生オスカー・デ・ラ・レンタがモンセと合同による秋冬ランウェイを開催
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新生オスカー・デ・ラ・レンタがモンセと合同による秋冬ランウェイを開催
Oscar de la Renta And Monse: American Couture In Splendid Modernity
アメリカン・クチュールのレガシー、Oscar de la Renta (オスカー・デ・ラ・レンタ) が最新2017-18年秋冬 コレクションを NY にて発表。クリエイティブ・ディレクターは Laura Kim (ローラ・キム) と Fernando Garcia (フェルナンド・ガルシア)。ランウェイショーは、彼らが手がけるシグネチャーレーベルの Monse (モンセ) との合同により発表された。
NYFW 期間中にあたる2月13日、Oscar de la Renta (オスカー・デ・ラ・レンタ) と Monse (モンセ) の合同による2017-18年秋冬 レディ トゥ ウェア コレクションが発表された。前任の Peter Copping (ピーター・コッピング) に次いてブランドのヘッドに指名された Laura Kim (ローラ・キム) と Fernando Garcia (フェルナンド・ガルシア) によるデビューにあたる今季、会場には Paris Hilton (パリス・ヒルトン) と Nicky Hilton (ニッキー・ヒルトン) をはじめ NY 中のセレブリティが押し寄せた。まず発表されたオープニングアクト、2016年春夏デビューの気鋭アメリカンブランドの Monse のランウェイ。そして同じく2人が手がける Oscar de la Renta が発表される。
どういうわけだか日本ではほぼ馴染みのない Oscar de la Renta だが、アメリカで「お金持ちのお嬢様が着る社交界ドレス」のど定番と言えばオスカー様。バーグドルフにだって、サックスにだって、一番 “ポッシュ” なフロアには絶対にオスカーのドレスがボディに着せられている。
そしてこのアメリカン・クチュールのヘリテージは今季も健在。「ザ・アメリカの社交界」なイヴニングルックやボールガウンは序盤からハイピッチで登場。ファーストルックで Julia Nobis (ジュリア・ノビス) が着用したブラックのパンツスーツこそ例外であれ、ウエストラインには巨大なゴールドのフラワーアドーンメントがこれでもかというほど主張をする。そして続くドレス、ドレス、またドレス。その数49体。ウエストをキュッと絞ったフロアレングスや、デコルテラインにブーケのような華やかなギャザー装飾を加えたベアトップドレスなどそのバリエーションはさすが「アメリカン・クチュールの王」。しかしよく見ると Laura と Fernando らしいモダンさも巧妙にミックスしていることが伺い知れる。例えばモデルが動く度に異なる表情を見せるイリデッセントなファブリックで仕立てたカクテルミニドレスに、フューチャリスティックなシルバーアクセサリーを合わせたり、もしくは彫刻のような見事なアウトラインを描くワンショルダーのブラックドレスに、Balenciaga (バレンシアガ) 2016-17年秋冬 コレクションのような全面刺繍のギャザーブーツを合わせたり…
また、フィナーレで Bella Hadid (ベラ・ハディッド) が着用したブラックベルベットも圧巻だ。右腰の位置に大胆なダーツをとることで作られる建築のような立体的なシルエット、そしてその下から覗く見事なビーズ刺繍付きシルバーのライニング。その佇まいは、まさにレッドカーペット。オスカー目前のこの時期、きっとセレブリティスタイリストは必死で PR にリースの交渉をしているに違いない。