my new wardrobe
2021ss vol.2

2021年春夏、最初に買ったもの <ウィメンズ編>

my new wardrobe
2021ss vol.2

photography: keisei arai
edit: manaha hosoda

最近、どんな買い物をしましたか? — TFP が注目する人々に、リアルに購入したアイテムをヒアリングしてまわる本連載。今回はウィメンズ3名に、この春新たにワードローブに加えたアイテムを着用してもらって、撮影を敢行。お気に入りのポイントやファッションのこだわりを聞いたミニインタビューとともにお届け。

my new wardrobe
2021ss vol.2

2021年春夏、最初に買ったもの <ウィメンズ編>

「A.P.C.のデニムセットアップ」

recommended by

Amy

「ジャケットの丈がすこし長かったり、デニムがローライズだったり、ヴィンテージライクなシルエットがお気に入り」という A.P.C. (アー・ペー・セー) のデニムセットアップには、春らしい Acne Studios (アクネ ストゥディオス) のトップスをコーディネート。

—購入のきっかけは?

A.P.C. はシンプルでタイムレスなデザインが多いので、コートからバッグまで一通り持っています。このセットアップは、友人が着ているのを見てから、ずっと買おうか迷ってたんですけど、長く使えるだろうなと思って購入しました。上下別でも着れるのが、嬉しい。

—ミニ丈が新鮮です。

普段はどちらかというとパンツ派なんですけど、今ミニスカート履かないと、この先ずっと履かないことになりそうだなと思って。このセットアップは、ひざ下丈バージョンもあるんですけど、思い切ってミニを選びました。

—このセットアップを着てしたいことは?

テラス席のカフェでランチとか……DOVER STREET MARKET (ドーバー ストリート マーケット) の7階にあるローズベーカリーがお気に入りなんですけど、今休業中なので、再開したら遊びに行きたいな。あっテラス席はないか(笑)。

Amy (モデル)

 

「FETICO のトップス」

recommended by

HAKO

2020年よりスタートしたデザイナー舟山瑛美による新鋭ブランド FETICO (フェティコ)。コンセプトは「The Figure : Feminine (意味:その姿、女性的)」

—HAKOさんは、2021年春夏シーズンのモデルもされているとか。

瑛美さんとは前職(クリスチャン ダダのウィメンズデザイナー)からお世話になっていて、今もこうして一緒にお仕事できるのが嬉しい。着る女性のことを考える FETICO のコンセプトには、表現者としても、女性としても共感していています。デザインも素敵で、今日はトップスもパンツも FETICO で揃えました。

—ノーアクセサリーの潔い着こなしが素敵です。

20代の頃はたくさんアクセサリーをつけてたんですけど、年を重ねるうちにどんどん削ぎ落とされていって、ミニマルな格好が多くなりました。人生の8割くらいはずっとショートヘアで、メイクもほぼしない。フリーランスモデルになってからは、余計ぶれなくなりました。

—洋服を選ぶときのポイントは?

実用性重視です。基本的に無駄なものは取り入れたくない。今日持ってる COMME des GARCONS(コムデギャルソン) のバッグは3、4年前に購入したものなんですけど、定番ではなく縦長のかたちが珍しい。文庫本がちょうど入るサイズが気に入っていて、バイブルの坂口安吾『墜落論』はいつも持ち歩いてます。

HAKO (モデル)

 

「GANNI のドレス」

recommended by

渋川舞子

新宿・歌舞伎町にあるセレクトショップ「THE FOUR-EYED (フォーアイド)」にて。ドレスとブーツはどちらもコペンハーゲン発のブランド GANNI (ガニー) のもの。

—GANNI を取り扱い始めたきっかけは?

ロンドンの友人が GANNI で働いていて、男の子だけど GANNI を着ている写真をみて、可愛いなと思ったのが最初。ずっとやりたいなと思っていたけど、うちで扱っている他のブランドと比べると規模が大きくて、小さなお店ではなかなか簡単に買い付けられなかった。それでも2年前からやっと取り扱えるようになりました。

—GANNIといえばギンガムチェックのミニドレスが印象的でしたが、今日着ているようなドレスもあるんですね。

インスタグラムでギンガムのドレスに火がついて、一気に注目されるようになったよね。実は、GANNI ってブーツからスニーカー、ヘアアクセサリー、バッグとアイテム展開が豊富なブランド。最近は取り扱うところも増えてきたけど、バイヤーによってセレクトが全然違う。今日着ているドレスは、あんまり他で選んでないんじゃないかな(笑)。

—プライスも良心的です。

価格帯はだいたい2〜6万円ぐらいで、トップスだったら1万円代もある。女の子って選択肢が多いから、なるべく安いほうが嬉しいですよね。個性的なデザインではあるんだけど、北欧のブランドだからかバランスがすごく良くて、「THE FOUR-EYED」にある攻めたデザインのアイテムとも違和感なく合わせられる。うちにとっては架け橋みたいな立ち位置のブランド。これからもっと人気が出ると思います。

渋川舞子 (THE FOUR-EYED バイヤー)