【My Energize Beauty】心躍り気持ち弾む、春のベスト新色。
my energize beauty
#5 best color cosmetics in spring
edit: takuya kikuchi
シーズナルな気分を盛り上げるのに必要なのは、鮮やかな色のパワーのある春コスメ。春真っ盛りの今の気分にフィットする、ベストな春新色アイテムを美容感度の高い6名のセレクターが、実際に使ってみてその良さを実感したアイテムを独自の視点でピックアップ。
【My Energize Beauty】心躍り気持ち弾む、春のベスト新色。
私のパーフェクト・ベージュ・リップ
selected by
猪狩幸子
この春、一番出番が多いリップは、シャネルのルージュ ココ ボーム 914。マスク生活になり、マスクに色移りしても気にならないベージュ系のリップを好むようになったのですが、血色感と品を添えるこのベージュは別格の美しさ! むしろマスクを外したくなるほど。なめらかな塗り心地に薄膜仕上がり、潤いの持続力……どこを取っても非の打ちどころなし。同じルージュ ココ ボームの透明カラー、912は潤いを増したいときのリップベースとして、また単品でリップクリームとして使うことが多く、914と一緒にバッグに忍ばせておくことが多いです。シャネルのコスメというと黒のイメージが強いですが、クリーンな白パッケージも洒落ていて気分が上がる! 猪狩幸子(ビューティ・エディター)
トレンド回帰のフルメイクの主役アイテム
selected by
吉田佳奈子
撮影現場のメイクのトレンドはナチュラルメイクからフルメイクに移行しつつあると感じます。これまでは1ヶ所にポイントを置いて、それ以外は抜け感を作ることが多かったのですが最近は眉、目元、チーク、リップを全体的にバランス良く作り込むことが多いので、発色の良い4色アイシャドウパレットを使って上手に立体感を出すのがポイント。個人的にはマットよりも艶があって、発色が良く最初に目元に視線がいくようなバランス感のアイメイクが気分です。このアイシャドウパレットはラメ感が絶妙。ピンクをメインカラーに、締め色としてグレーが入っているので、ピンクシャドウにはなかなか手が出ないという人にもオススメしたいです。濃いピンクを二重幅に入れて薄いピンクでぼかして、まつ毛の生え際にグレーを入れます。目の下はその日の気分でピンクを使ったりゴールドを使ったり。アイシャドウで立体的な目元に仕上げているので、肌がナチュラル過ぎると顔全体のバランスが悪くなってしまうのですが、SUQQUの「ザ リクイド ファンデーション」でナチュラル過ぎない仕上がりに。ハイライトにDIORの「スティックグロウバーム ローズグロウ」で血色をプラスして抜け感を出します。リップは目元とトーンを合わせて艶のあるダークチェリー系のDIOR「ディオール アディクト 980」を合わせています。吉田佳奈子(メイクアップアーティスト)
ピンクのマットリップでY2Kムードを演出
selected by
白石理絵
お仕事ではグロッシーなリップを使うことが増えてきています。グロッシーなリップもマットなリップも両方好きで決め難いのですが今年日本上陸を果たしたばかりのVALENTINO BEAUTYのマットのピンクリップをこの春のベストリップに選びました。トレンドのY2Kのムードを入れるにはリップにポイントをおいて、他は抜け感を出すとよいと思います。スモーキーな囲みアイにピンクリップをラフに塗ってリップラインはぼかしつつ、お肌は生肌感を残したいので下地とコンシーラーくらいで軽めに。ポイントは眉毛で、明るいトーンにして薄くすると今っぽくなります。このメイクにチークは不要で、ライトグレーのアイシャドウを合わせるのがおすすめです。白石理絵(ヘアメイクアップアーティスト)
おかえり、グロッシーな唇。
selected by
AYANA
マスク生活の影響もあって、マットリップの流行は衰えることを知らなかったわけですが、ここへ来てがぜん気になりはじめたのがグロッシーな唇。というのがランウェイやK-POP界にY2Kの空気が蔓延しているからです。そんな私の気分にドンピシャだったのがルージュ ヴォルフリュプテ キャンディグレーズ。シュガーシロップのような艶とジューシーなカラーというY2Kの空気を持ちながら、ベタつきなくなめらかな仕上がりはザ・令和の最先端。プランパーの機能つきで78%スキンケア成分という、360°どこから見ても優秀すぎる1本です。AYANA(ビューティーライター)
見えない美意識を育むチーク
selected by
前野さちこ
アディクションから今年リリースされた全28色のチークはどれも可愛くて優秀なんですが、毎日手が伸びるのは、007Mというマット質感のもの。私はチークブラシの片側に色を取り、小鼻の横から、「くの字」&「逆くの字」にスッと入れています。〉〈←こんな風に。そうすると、顔のパーツが中央に集まり(集まったように見え)、余白が減ってキュッとした印象に。繊細なパウダーが肌と一体化して顔の凹凸を浮き上がらせ、ほのかな血色感で表情にあかりを灯してくれます。毎日マスクしてるし、チークもいらないじゃないか!という意見もあると思いますが、こういう「見えないおしゃれ」みたいな意識が、連載のテーマでもある“エナジャイズする美容”に繋がるんじゃないかと思います。前野さちこ(美容エディター)
ミニマルメイクのメインはマットオレンジの唇
selected by
金子渚
この春のアイメイクはカラーマスカラくらいの軽めなトーンが気分です。毎日ではないですが暖かく気分が上る日にはリップもしっかりとメイクするようにしています。マスクで見えなくてもアイメイクとのバランスは考えます。このhince(ヒンス)のリップはひと塗りで春の顔になれるこの春の主役アイテム。明るめのオレンジですが質感が派手すぎず肌になじみの良いところが気に入っています。hinceは明るめのカラーが豊富でコレクションは発表されるたびに気分が上がります。このリップを塗るときはアイシャドウは使わずhinceのカラーマスカラのみという引き算なメイクに。カラーマスカラはパープル、オレンジなどその日の気分で変えて春メイクを楽しんでいます。金子渚(DISCO オーナー/MAIDENデザイナー)