ロマン主義を蘇らせて。ヴィヴィアン・ウエストウッドが宿す自由と個性
流行に媚びることなく、常にアバンギャルドでありながら、気品に満ちたスタイルで時代をかたどってきた Vivienne Westwood (ヴィヴィアン・ウエストウッド)。そのアイコニックなデザインの数々は、着る人に挑戦する勇気を与えてきた。
2024年秋冬シーズン、インスピレーションとなったのは、ナポレオン時代の煌びやかなエンパイア・スタイルとロマン主義。18世紀末にヨーロッパでひろがったロマン主義は、理性や形式に縛られることなく、個人の自由や感情を重視し、美術、文学、音楽、哲学など多岐にわたる分野に新たな風をもたらした。
多くの情報や物質に囲まれ、目まぐるしく変化していく毎日の中で、そのイマジネーションに溢れた自由なコレクションは、Vivienne Westwood が現代に贈る特別な一着。ひと目でそれとわかる ORB (オーブ) によって、いつものワードローブも、忘れられない存在感を放つように。自由と個性を胸に、自分なりの着こなしを見つけたい。
Keisuke Asano
model: Keisuke Asano
photography: Jun Yasui
styling: Daichi Hatsuzawa
hair: Kazuhiro Naka
make up: Kazuhiro Takenaka
edit&text: Honami Wachi
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大胆に裁断された2つのニットがつなぎ合わされた、Vivienne Westwood の遊び心を感じるアシンメトリーなバイカラーニット。ウールとコットンの混紡糸は、ずっと触っていたくなるやさしく温かな着心地。視線を集める赤色の ORB の刺繍があしらわれ、Vivienne Westwood らしいバランスが発揮された一枚だ。
張りのある質感が特徴のボンバージャケットには、Vivienne Westwood のファーストラインであるゴールド・レーベル1993/94年秋冬コレクションにて初めて紹介された「ANGLO PEARL ネックレス」をプラス。ガラス・パールに、ORB、コルセット、サタイアなど、ブランドを象徴するさまざまなモチーフが連なり、ブランドのアイデンティティを伝える。