美しさは、仕立てに宿る。鈴木えみとセオリーのドレープショールコート vol.1
仕立てのいいコートは、思わず目で追ってしまう。肩から流れる襟のライン、歩くたびに揺れる裾、ふと振り返ったときの後ろ姿。何気ない仕草さえも美しく見せる、その秘密はどこにあるのだろう。
ニューヨークで一本のパンツから始まった Theory (セオリー) は、優れた素材と、身体に美しくフィットするパターンメイキングによって、理想の服をかたちにしてきた。身体のラインを引き立てながら、動きやすく、快適であること。その美学を象徴するのが、今季の「ドレープショールコート」だ。大胆なショールカラーから裾へと流れる、優美なライン。柔らかな風合いと軽やかさを兼ね備えたカシミヤ混のダブルフェイス生地が、着る人の動きに合わせて豊かなドレープを描く。ベーシックを知り尽くした Theory が辿り着いた、渾身の一着だ。
そんな一着を纏うのは、自らも長年にわたり服づくりに携わり、独自の美意識を育んできた、モデルの鈴木えみ。Theory のコートを主役にした4つの異なるスタイルを通して素材と仕立てが織りなす美しさを見つめる (第1回/全4回)。
Theory
with emi suzuki
model: Emi Suzuki
photography: Masayuki Ichinose
videography: Toma Uchida
styling: Rieko Sanui
hair & make up: Mai Ozawa
text: Miu Nakamura
edit: Miu Nakamura & Sena Kuroda
sponsored
「ドレープショールコート」¥132,000、中に着たジャケット ¥68,200、パンツ ¥37,400/以上 Theory (セオリー)、ピアス/スタイリスト私物
「ドレープショールコート」に採用されたのは、イタリアの生地メーカー MTR 社が手がける、ウール90%、カシミヤ10%の「New Divide GC」。なめらかな光沢と柔らかな風合いを損なわないよう、一般的なコートの約4倍もの時間をかけて縫製され、前端から襟、袖口、裾までを職人の手で一針ずつ丁寧に仕上げている。あたたかみのあるアカシアブラウンは、同系色のフランネルセットアップでマニッシュなスタイリングに。程よくゆとりのあるダブルブレストジャケットを重ね、パンツには脚のラインを拾いすぎないストレートシルエットの「Marcee (マーシー)」をセレクト。コートのゆったりとした美しいシルエットを引き立てた。凛とした佇まいのなかに、肩の力が抜けた余裕を感じさせる、大人のワントーンスタイルが完成。
ドレープショールコート ¥132,000











