TOM FORD (トム フォード) のスカルプチュアヒールに見るフェティシズムの極意
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TOM FORD (トム フォード) のスカルプチュアヒールに見るフェティシズムの極意
TOM FORD Sculpture Heel Shoes
Photographer: Kazuya Aoki
Fashion Editor: Shunsuke Okabe
Post Production Assistant: Keisei Arai
以前日本人のシューズデザイナー串野真也にインタビューをした時、靴の魅力について語っていた言葉が印象的だった。「靴の魅力は、足を支える実用的な面にとどまらず、造形そのものの美しさにころある。だから私はアートの域までデザイン性を高めた作品にこだわるのです。」
以前日本人のシューズデザイナー串野真也にインタビューをした時、靴の魅力について語っていた言葉が印象的だった。「靴の魅力は、足を支える実用的な面にとどまらず、造形そのものの美しさにころある。だから私はアートの域までデザイン性を高めた作品にこだわるのです。」
世の中の女性の多くは、Mariah Carey (マライア・キャリー) のように広々としたシューズクロゼットに美しいハイヒールをズラッと並べたいと夢見たことがあるはずだ。それほどまでに、シューズには抗いがたいアリュールが詰まっている。
そしてその魅力をエクストリームなまでに過激に表現したのが、今季2016-17年秋冬コレクションにて発表された TOM FORD (トム フォード) のスカルプチュアヒールサンダル。9月7日に NY で発表された同コレクションは、ブランドにとって初となる「今見て、今買える」コレクションとして大きな話題を集めた。
アートオブジェのような創造性に溢れ、女性の身体のように官能的。決して歩き易くは無いが、その苦痛さえも快感へと変えてくれる究極のフェティッシュ・シューズだ。