TFP Recommends 20 Exhbitions

ART | Dec 6, 2018 7:00 PM
"アート" と一言に言えど、その種類は絵画をはじめ、写真、彫刻、インスターレションなど数知れず。TFPでは、国立美術館から街中のギャラリーまで数多開催される展覧会の中から、毎週20展をピックアップしてご紹介。今週は何を観に行く?

“アート” と一言に言えど、その種類は絵画をはじめ、写真、彫刻、インスターレションなど数知れず。TFPでは、国立美術館から街中のギャラリーまで数多開催される展覧会の中から、毎週20展をピックアップしてご紹介。今週は何を観に行く?

【展覧会20選 (12月6日〜12月13日)】

1. TADANOBU ASANO 3634 浅野忠信展

俳優 浅野忠信が2013年より自身で描いてきたドローイング作品を紹介する。きっかけは映画撮影の待ち時間だったといい、映画の台本やスケジュール表の裏、メモ帳、薬袋などにボールペンで描き始め、作品数は現在までの5年間で3634枚にのぼる。本展では、デッサンや落書き、漫画、アメコミなど700点を展示する。

場所: ワタリウム美術館
住所: 東京都渋谷区神宮前3-7-6
開催期間: 12月7日(金)〜2019年3月31日(日)
営業時間: 11:00〜19:00 (毎週水曜日は21:00まで)
休廊日: 月曜日 (12月24日、1月14日、2月11日は開館、12月31日〜1月3日は休館)
観覧料: 大人 ¥1,000、学生 (25歳以下) ¥800、小・中学生 ¥500、70歳以上の来場者 ¥700
HP: www.watarium.co.jp

2. Blue

Naoya Inose, Almost home2, 2018 ©︎Courtesy of the artist

Naoya Inose, Almost home2, 2018 ©︎Courtesy of the artist

本展では、ロンドンを拠点に活動するアーティスト猪瀬直哉の原点とも言える「ブルー」をテーマに、新作と旧作を回顧展形式で展示する。緻密に描かれた初期の作品と、絵画的様式 (ペインタリー) に挑戦する最新作に至るまで、猪瀬は絵画のもつあらゆる可能性を追求する。視覚的にブルーに溶け込む、大気、空や、海に飛び込んでいいく感覚という意味もあれば、メランコリックな要素もある、猪瀬直哉が描き出す青が持つ様々な表情をぜひ感じてみてほしい。

場所: THE CLUB (GINZA SIX 6F 銀座蔦屋書店内)
住所: 東京都中央区銀座6-10-1
開催期間: 12月1日(土)〜2019年1月31日(木)
営業時間: 11:00~19:00
休廊日: 元旦
観覧料: 無料
HP: theclub.tokyo

3. 線を借りる

冨井大裕 線のためのポートレイト(近藤恵介)、2018 、アクリル板、 ドローイング:近藤恵介 展示風景:「卓上の絵画・春」MA2ギャラリー、2018 撮影:柳場大 ©Motohiro Tomii、Courtesy of Yumiko Chiba Associates

冨井大裕 線のためのポートレイト(近藤恵介)、2018 、アクリル板、 ドローイング:近藤恵介 展示風景:「卓上の絵画・春」MA2ギャラリー、2018 撮影:柳場大 ©Motohiro Tomii、Courtesy of Yumiko Chiba Associates

彫刻の新たな可能性を探り、様々な彫刻の形を提示してきた冨井大裕。今回の展覧会ではタイトル通り、他人の作品から「線」を借りた作品を発表。ファッションブランド「tac:tac」のデザイナー、島瀬敬章氏のパターンの線を元に作られた彫刻作品、そのパターンから起こされた服、その服を試着する観客、それを写す鏡と映り込む背景、その全てのもの・こと・場・時など彫刻としての可能性を顕在化する展示となる。

場所: void+
住所: 東京都港区南青山3-16-14-1F
開催期間: 11月30日(金)〜2019年1月25日(金)
営業時間: 14:00~19:00
休廊日: 日曜日、月曜日、祝日*12月23日(日・祝日) は開廊
観覧料: 無料
HP: www.voidplus.jp

4. “In Goude we trust!” an exhibition by Jean-Paul Goude

Slave to the rhythm, cut-up transparency, Paris, 1986 | © JEAN-PAUL GOUDE

グラフィックアーティスト、デザイナー、写真家、映像監督など多岐にわたる活躍で知られ、希代のイメージメーカーとしてその名を轟かせる Jean-Paul Goude (ジャン=ポール・グード) の展覧会。これまでのコラボレーションから選りすぐった傑作や多種多様な表現方法がとられたアート作品を展示。注目は、2017年にポンピドゥーセンターで展示された照明彫像の壮大なインスタレーションを写す巨大なパノラマパネル。ミニシアターでは、Jean-Paul Goude の初期の作品から今日までの作品や活動をまとめた映像も上映されるなど、偉大なイメージメーカーが歩んできた軌跡を辿ることで彼のクリエーションの魅力を紐解く展示となっている。

場所: シャネル・ネクサス・ホール
住所: 中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F
開催期間: 11月28日(水)〜12月25日(火)
営業時間: 12:00~19:30 (11月30日(金)は17:00まで)
観覧料: 無料
HP: chanelnexushall.jp

5. Do Not Touch

ハビア・カジェハ「Do Not Touch」

Javier Calleja (ハビア・カジェハ) の作品は、日常生活のさまざまな出来事にちょっとした仕掛けを加えることによって、驚きとユーモアを与えるトリックに満ち溢れている。幼少期より日本の漫画やアニメーションなどに親しんで育ったことにより、自身の作品の登場人物をキャラクター的に強調して見せるスタイルが大きな特徴だ。日本では初の個展となる本展では、十数点のキャンバスペインティングの他に、ドローイングと壁画を組み合わせたインスタレーション、等身大の彫刻作品を発表する。ギャラリーの空間を通して、鑑賞者ではなく参加者になるような展示構成は注目。

場所: NANZUKA
住所: 東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷アイビスビルB2F
開催期間: 11月24日(土)〜12月22日(土)
営業時間: 11:00~19:00
休館日: 日曜日、月曜日、祝日
観覧料: 無料
HP: nug.jp

6. Black

Enrico Isamu Ōyama solo exhibition Black, installation view, Takuro Someya Contemporary Art 2018, Artwork © Enrico Isamu Ōyama, Photo © Shu Nakagawa

Enrico Isamu Ōyama solo exhibition Black, installation view, Takuro Someya Contemporary Art, 2018, Artwork © Enrico Isamu Ōyama, Photo © Shu Nakagawa

ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動する気鋭のアーティスト大山エンリコイサムの個展。「プレゼント・テンス」展 (2016) に続く、Takuro Someya Contemporary Art での2度目となる本展では、「ユビキタス」展で初展示された「FFIGURATI #162」「FFIGURATI #163」の2点を含む大型作品3点および、中小サイズの新作5点を加えた計8点の絵画作品によって構成される。いずれも、日本国内では初の展覧となる。

場所: Takuro Someya Contemporary Art
住所: 東京都品川区東品川1-33-10 Terrada Art Complex 3F & 5F
開催期間: 11月22日(木)〜12月22日(土)
営業時間: 11:00~18:00 (金曜日のみ20:00まで)
休館日: 日曜日、月曜日、祝日
観覧料: 無料
HP: tsca.jp

7. 上野アーティストプロジェクト2018 見る、知る、感じる―現代の書

「公募展のふるさと」と称される東京都美術館の歴史の継承と未来への発展を図るために、2017年より開始したシリーズ「上野アーティストプロジェクト」の第二弾。本年は書の公募団体に現在所属する作家をテーマ展で紹介し、その魅力を発信する。今回のテーマは「書の鑑賞」。現代の書ならではの表現を、作家の言葉を手掛かりに鑑賞できる。鑑賞体験を通して、今日の書とは一体どのような表現なのかについて、見て、知って、感じながら、初心者問わず奥深い書の世界へと誘う。

場所: 東京都美術館
住所: 東京都台東区上野公園8-36
開催期間: 11月18日(日)~2019年1月6日(日)
営業時間: 9:30~17:30 (金曜日は20:00まで)
休館日: 12月3日、12月17日、12月25日、12月31日、1月1日
観覧料: 一般 ¥500、65歳以上 ¥300、学生以下無料
HP: www.tobikan.jp

8. 建築 × 写真 ここのみに在る光

渡辺義雄〈伊勢神宮〉より 《内宮東宝殿》 1953年

渡辺義雄〈伊勢神宮〉より 《内宮東宝殿》 1953年

1827年頃に Joseph Nicéphore Niépce (ジョセフ・ニセフォール・ニエプス) が撮影した、現存するもっとも古いとされる写真には、窓から見える「建物」の一角が写し出されている。写真の黎明期より密接に関わってきた写真と建築。本展では、東京都写真美術館のコレクションを中心に、すでに存在しないものなど様々な建築をとらえた写真を展示。写真が発明された時代に撮影された建築の様子や、現代の写真家がどのように建築をとらえてきたのかを紹介する。

場所: 東京都写真美術館
住所: 東京都目黒区三田1-13-3
開催期間: 11月10日(土)〜2019年1月27日(日)
営業時間: 10:00~18:00 (木曜、金曜は20:00まで)
休館日: 月曜日 (12月24日、2019年1月14日は開館)、12月25日、 12月29日-2019年1月1日、15日
観覧料: 一般 ¥600、学生 ¥500、中高生・65歳以上 ¥400、小学生以下無料
HP: topmuseum.jp

9. Still

 ©︎Nick Knight, Rose I, 2012 (117.47 x 76.2 cm)

©︎Nick Knight, Rose I, 2012 (117.47 x 76.2 cm)

世界的なファッションフォトグラファー Nick Knight (ニック・ナイト) による日本初公開となる3つ作品シリーズ「Flora」、「Roses, Photo Paintings」、「Roses From My Garden」を展示。一般的に知られる商業的なビジュアル構成とは大きく異なり、より個人的かつ親密な被写体として花をモチーフにした作品群。様々な技法や表現を巧みに使い分けることで、新たな美の定義と新しいものの見方を発見し、捉えたいと願う Nick Knight の絶え間無き欲求を目撃することができるだろう。

場所: The Mass
住所: 東京都渋谷区神宮前5-11-1
開催期間: 11月10日(土)〜12月16日(日)
営業時間: 12:00~19:00
休館日: 火曜日、水曜日
観覧料: 無料
HP: themass.jp

10. 二代目 中村吉右衛門 写真展

©鍋島 徳恭 『菅原伝授手習鑑 寺子屋』松王丸 2012年9月 新橋演舞場

歌舞伎俳優 二代目 中村吉右衛門の初舞台から70年目という節目の年に開催される本展では、写真家 鍋島徳恭が2006年から記録し続けた中村吉右衛門の膨大な写真の中から厳選した約30点を展示。写真は手漉きの伊勢和紙にプリントされ、鮮やかな色使いや風合いとともに歌舞伎の世界で芸とともに生きてきた吉右衛門の圧倒的な存在感と緻密な表現力を記録している。会場内には、初代中村吉右衛門の役者姿が描かれた鳥居清忠筆の絵屏風へのオマージュとして鍋島徳恭が、初代吉右衛門のモノクロ写真と同じ役を撮影した当代の写真をコラージュした「中村吉右衛門 初代/当代 三役屏風」も展示される。

場所: MIKIMOTO 銀座4丁目本店7階ミキモトホール
住所: 東京都中央区銀座 4-5-5
開催期間: 11月7日(水)〜12月9日(日)
営業時間: 11:00~19:00
休館日: 無休
観覧料: 無料
HP: www.mikimoto.com

11. 民藝 MINGEI -Another Kind of Art展

本展では、日本民藝館館長を務める深澤直人が、同館の所蔵品から146点の新旧さまざまな民藝を選び抜き、素直にその魅力を語るコメントとともに展示する。また、民藝のつくり手やそれを伝える人の暮らしと仕事を捉えた映像、深澤直人の個人コレクション、民藝の新たな表情を映し出す写真によって、現代に生きる民藝の姿を紹介してゆく。さらに、柳宗悦が著した「日本民藝館案内」や心の内を短い句で表現した「心偈 (こころうた)」、柳宗理がレイアウトを手がけた機関誌『民藝』の表紙、民藝運動初期のものづくりの様子が収められた「民藝運動フィルムアーカイブ」などを通して、民藝の歩みを振り返る。最後に、日本各地で民藝を受け継ぐ現代のつくり手による品々も紹介し、これからのデザインのインスピレーションとなる「Another Kind of Art =民藝」を紐解いてゆく。

場所: 21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2
住所: 東京都港区赤坂9丁目7−6 東京ミッドタウン・ガーデン内
開催期間: 11月2日(金)~2019年2月24日(日)
営業時間: 11:00~19:00
休館日: 火曜日 (12月25日は開館)、年末年始 (12/26~1/3)
観覧料: 一般 ¥1,100、大学生 ¥800、高校生 ¥500、中学生以下無料
HP: www.2121designsight.jp

12. ムンク展ー共鳴する魂の叫び

世界で有名な絵画のひとつ「叫び」を描いた近代絵画の巨匠、エドヴァルド・ムンクの大回顧展。本展では、ノルウェーの首都にあるオスロ市立ムンク美術館が誇る世界最大のコレクションを中心に、油彩の名品約60点に版画などを加えた約100点が集結。目玉となるのは待望の初来日となる、オスロ市立ムンク美術館が所蔵するテンペラ・油彩画の「叫び」だろう。愛や絶望、嫉妬、孤独といった人間の内面を強烈なまでに表現したムンク。代表作の数々から、故郷・ノルウェーの自然を描いた美しい風景画、明るい色に彩られた晩年の作品に至るまで、約60年にわたる画業を振り返る。

場所: 東京都美術館
住所: 東京都台東区上野公園8-36
開催期間: 10月27日(土)〜2019年1月20日(日)
営業時間: 11:00~19:00
休館日: 日曜日、祝日
観覧料: 無料
HP: munch2018.jp

13. 田根剛|未来の記憶 Archaeology of the Future—Digging & Building

フランスを拠点に世界各地でプロジェクトを進め、現在もっとも注目を集める気鋭の建築家・田根剛。20代の若さでドレル・ゴットメ・田根 (DGT.) としてエストニア国立博物館の国際設計競技に勝利し、選出から約10年の歳月を経た2016年秋に同プロジェクトが竣工を迎えるなど、国内外の注目がさらに高まっている。本展では、場所をめぐる記憶を発掘し、掘り下げ、飛躍させる手法と、そこから生み出されたエストニア国立博物館、古墳スタジアムといった代表作や最新プロジェクトを大型の模型や映像などによって体感的に展示し、田根の探求と実践のプロセスを総合的に提示する。

場所: 東京オペラシティ アートギャラリー
住所: 東京都新宿区西新宿3-20-2
開催期間: 10月19日(金)〜12月24日(月)
営業時間: 11:00~19:00 (金・土は20:00まで)
休館日: 月曜日 (12月24日は開館)
観覧料: 一般 ¥1,200、大高生 ¥800、中学生以下無料
HP: www.operacity.jp

14. アジアにめざめたら アートが変わる、世界が変わる 1960-1990 年代

かつてないスケールで、アジア各地の現代アートの黎明期である1960 年代から1990 年代に焦点をあてる本展では、10を超える国と地域から、激動の時代に生まれた挑戦的かつ実験的な約140点の作品を一堂に集め、その共通点と違いを発見してゆく。日本、韓国、シンガポールの国立美術館3館と国際交流基金アジアセンターによる5年に及ぶ共同プロジェクトの集大成として日本での開幕を皮切りに韓国とシンガポールへ巡回する。

場所: 東京国立近代美術館
住所: 東京都千代田区北の丸公園3-1
開催期間: 10月10日(水)~12月24日(月)
営業時間: 10:00~17:00 (金・土は20時まで)
休館日: 月曜日 (12月24日は開館)
観覧料: 一般 ¥1,200、大学生 ¥800、高校生以下無料
HP: www.momat.go.jp

15. エキゾティック×モダン アール・デコと異境への眼差し

両大戦間期のフランスに花開いたアール・デコ。本展では、この時期に盛んとなった美術家・デザイナーたちと非ヨーロッパ圏の文化・美術との出会いに着目し、アール・デコのイメージソースとなった「エグゾティスム」を紐解いていく。会場には、絵画、彫刻をはじめ、30年代美術館、装飾美術館、モビリエ・ナショナルなどフランスに所在する美術館に所蔵されている国内初公開作品を中心とした約85点が並ぶ。

場所: 東京都庭園美術館 本館+新館ギャラリー1
住所: 東京都港区白金台5–21–9
開催期間: 10月6日(土)~2019年1月14日(月・祝)
営業時間: 10:00~22:00 (元日以外の火曜日のみ17:00まで)
休館日: 第2・第4水曜日、および年末年始 (12/28~1/4)
観覧料: 一般 ¥1,200、大学生 ¥960、中・高校生 ¥600、65歳以上 ¥600
HP: www.teien-art-museum.ne.jp

16. カタストロフと美術のちから展

カタストロフと美術のちから展

カタストロフと美術のちから展

2003年10月にオープンして以降、常に先駆的な展覧会を開催してきた森美術館の15周年記念展。「カタストロフ (大惨事)」をテーマに、オノ・ヨーコや宮島達男、Thomas Demand (トーマス・デマンド)、Chim↑Pom (チンポム)、など、国内外を問わず幅広い層の作家が参加。さまざまな問題が山積する今日の国際社会において、美術が果たす役割についてあらためて問い直す。

場所: 森美術館
住所: 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
開催期間: 10月6日(土)~2019年1月20日(日)
営業時間: 10:00~22:00 (元日以外の火曜日のみ17:00まで)
休館日: 会期中無休
観覧料: 一般 ¥1,800、大高生 ¥1,200、4歳~中学生 ¥600、65歳以上 ¥1,500
HP: www.mori.art.museum

17. マルセル・デュシャンと日本美術

現代美術の祖とも呼ばれ、アートの可能性を広げた Marcel Duchamp (マルセル・デュシャン)。2部構成で企画される本展。第1部「デュシャン 人と作品」では、米国・フィラデルフィア美術館が企画・監修する国際巡回展として、同館所蔵の世界に冠たるデュシャン・コレクションより、油彩画、レディメイド、関連資料・写真など計150点ほど展示する。第2部「デュシャンの向こうに日本がみえる。」展は、東京国立博物館の日本美術コレクションで構成、もともと西洋とは異なった社会環境のなかで作られた日本の美術の意味や、価値観を浮かび上がらせ、日本の美の楽しみ方を新たに提案しようとするもの。フィラデルフィア美術館のデュシャン・コレクションがこれだけまとまって公開されるのは初の試みであり、日本美術品と見比べることができる貴重な機会となる。

場所: 東京国立博物館
住所: 東京都台東区上野公園13-9
開催期間: 10月2日(火)〜12月9日(日)
営業時間: 9:30~17:00 (金・土曜日、10月31日、11月1日は21:00まで)
休廊日: 月曜日 (祝日の場合は翌火曜日)
観覧料: 一般 ¥1,200、大学生 ¥900、高校生 ¥700、中学生以下無料
HP: www.duchamp2018.jp

18. 荒木経惟「片目」

荒木経惟「片目」より 2018

荒木経惟「片目」より 2018

タイトルからも読み取れる通り、写真家・荒木経惟が網膜中心動脈閉塞症により右目の視力を失った5年前から現在に至るまでの間に撮影した1000点を超えるモノクロ写真を展示する本展。女性のヌードやしおれた花、奇妙な人形や玩具のほか、自宅バルコニーから撮影された空や外景など、荒木がこれまで主要なモチーフとしてきた被写体を35ミリのモノクロフィルムで切り取った膨大な写真群。会場では時系列や順序を設けることなく壁面を埋め尽くすことで、身体がもたらす制限と折り合いをつけながら生きる荒木の、生に対する鋭い認識を親密に物語っている。

場所: RAT HOLE GALLERY
住所: 東京都港区南青山5-5-3 B1F
開催期間: 9月29日(土)~12月16日(日)
営業時間: 12:00~20:00
休廊日: 月曜日
観覧料: 無料
HP: www.ratholegallery.com

19. リー・キット「僕らはもっと繊細だった。」

リー・キット「僕らはもっと繊細だった。」

リー・キット「僕らはもっと繊細だった。」

絵画やドローイング、プロジェクターの光や映像、さらには家具や日用品等を配置し、展示空間全体を淡い色調の絵画のように仕上げたインスタレーションに力を入れ、欧米アジア各地で発表を続ける Lee Kit (リー・キット)。日本の美術館では初となる本展では、原美術館のための新作インスタレーションも発表する。これまでも、街や場所の空気、感情に静かに寄り添い、サイトスペシフィックな作品 (=特定の場所に存在するために制作すること) を創り上げてきた彼の新作は必見だ。

場所: 原美術館
住所: 東京都品川区北品川 4-7-25
開催期間: 9月16日(日)〜12月24日(月・祝)
営業時間: 11:00~17:00 (水曜日のみ20:00まで)
休廊日: 月曜日 (祝日の場合は翌火曜日)
観覧料: 一般 ¥1,000、大高生 ¥700、小中生 ¥500
HP: www.haramuseum.or.jp

20. 「眠らない手」エルメスのアーティスト・レジデンシー展

Photo : Tadzio, 2015 © Fondation d’entreprise Hermès

Photo : Tadzio, 2015 © Fondation d’entreprise Hermès

2010年以来エルメス財団によって定期的に開催されている本プログラム。今回は、2014年から2017年の間に3人のメンターによって選出された9名の作家たちが参加した。彼らは主にフランスに拠点を持つ Hermès (エルメス) の様々な工房に滞在し、その卓越した職人技に触れるとともに、シルク、皮革、銀、クリスタルといった Hermès の誇る最高峰の素材を使用し作品を制作。本展では、卓越した技術をもつ職人とともに試行錯誤を重ね、生み出されたアート作品の数々を二期にわたって展示してゆく。

場所: 銀座メゾンエルメス フォーラム
住所: 中央区銀座 5-4-1 8F
開催期間: Vol.1:2018年9月13日(木)~11月4日(日)/Vol.2:2018年11月15日(木)~2019年1月13日(日)
営業時間: 月~土曜11:00~20:00/日曜 11:00~19:00
観覧料: 無料
HP: www.maisonhermes.jp

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