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Tokyo-based
fashion journalist
W. David Marx talks about
Japanese Internet culture
and Gyaru fashion part 2

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東京在住ファッションジャーナリスト デーヴィッド・マークスが見た、いまの日本のネット文化とギャルファッション 後編

取材・文: 編集部

©THE FASHION POST

©The Sartorialist

- ここ数年でウェブメディアも多くでてきましたが、それについてはどうみていますか?

ファッションブログが増えたおかげで西洋のファッションがより日本っぽくなったと思います。理由はオンラインメディアが一般の人々とファッション業界のよりすぐれた架け橋として機能しているからです。「VOGUE (ヴォーグ)」のような雑誌はいつもファッションは最も重要みたいなニュアンスを持っていて、上流階級やパリジャン、セレブリティ向けに書かれています。

でも「The Sartorialist (ザ・サルトリアリスト)」を例にとってみると、あのブログはアメリカにおける一般的なファッションの印象を大きく変えたと思うんです。日本では1990年代からストリートスナップは人気でしたが、アメリカのファッション・カルチャー、特に雑誌ではあまり重要視されていなかった。「The Sartorialist」に登場する写真のほとんどはファッション業界の人々を撮ったものですが、そのサイトを見ると一般の読者も日々の生活のなかで少しドレスアップできるかもと思うようになるんです。そのサイト内のスタイルを完全に模倣しなくても、インスピレーションを受けて毎日の着こなしを少し工夫してみようってなる。日本ではだいぶ昔から当たり前となっていることですが、アメリカでは結構革命的だったんです。

ブログのパワーはすごい。そのために結構速いスピードで完全にハイファッションのシステムに組み込まれている。「The Sartorialist」を見れば分かりますが、最近はハイファッションの世界の住人を撮る機会がどんどん増えていて、“一般”の人々を撮ることはあまりなくなってきています。それでもいままで通り見やすいサイトですが。

©HYPEBEAST

別の視点からウェブメディアを見ると、「HYPEBEAST (ハイプビースト)」や「Selectism (セレクティズム)」のように10年前は存在しなかったサイトがたくさん出てきています。2000年に「A Bathing Ape (ア ベイシング エイプ)」のコレクションを見たいと思っても、日本に実際に行く以外に見る方法はなかった。でもいまはウェブ上で世界中のブランドの最新情報が毎日更新されています。

以前は情報も価値のある商品で、特別なコネクションを持っている人たちが世界中を飛び回って情報を先に入手して有効活用していましたが、インターネットがファッション・カルチャーにおけるこの仕組みを見事に壊してしまいました。どこにいようがだれでも最新情報を入手できるんです。

2/4ページ:西洋社会には昔からいつも民主主義とハイセンスの間に対立があるんです。みんな規則正しく美学的にうつくしい世界がほしい一方で、みんな好き放題に暮らせる民主主義の社会を求めている。