花咲く景色に魅せられて。川島鈴遥が出合った新しい顔 vol.1
ririka kawashima
spring/summer 2024 beauty
model: ririka kawashima
photography: michi nakano
styling: chiaki utsunomiya
hair & make up: yuko aika
text: saki shibata
edit: manaha hosoda & miu nakamura
普段眺めている景色が色づき始めた。新芽が芽吹きピンクの花が咲き始め、青に薄い白が滲んだ空が現われる。季節が変わると、なんだか自分自身も変わって一新したいという気持ちが湧いてくる。そこで奥深いフレッシュカラーが出揃った2024年春夏トレンドから、服とメイクの新しいバランスを探ってみよう。メイクアップアーティストの秋鹿裕子が惹かれた最旬メイクアイテムを起点に、新たなスタイルを作り出すシリーズ第1回目は「遊び心のあるモダンさ」。フレッシュブルーを大胆に取り入れ、洗練されたチャーミングさを演出した。毎日のメイクにちょっとしたエッジやアレンジを加えて春夏の最新コスメを堪能して (第1回/全3回)。
花咲く景色に魅せられて。川島鈴遥が出合った新しい顔 vol.1
HOW TO MAKE UP
昨年日本に上陸した PRADA BEAUTY。「ダイメンションズ マルチエフェクト アイシャドウ 05ピュア」のブルー (パレッド右端) と、リボンのスカートとリンクさせて個性を放つ。アイシャドウはグラデーションにするのでなく、目頭から二重幅全体に太いラインのようにのせ、そこへグリーンカラーのアイシャドウを二重ラインに入れることで奥行きと透明感が浮かび上がる。さらにまつ毛の隙間にうすくネイビーのアイラインを入れ凛とした目へ。
目元はマットな仕上がりなのでツヤ感はさりげなくバランスを取るのがポイント。ベースはナチュラルに仕上げ、シェルのような幻想的な煌めきをもたらす ADDICTION の「リップオイルティント」で、唇のみにツヤ要素をプラスし絶妙な抜け感を演出。優しく差し込む光と美しく重なり合う。
「グラデーションを作るアイメイクだけでなく、鮮やかなカラーを大胆にのせてみると新鮮な目もとに仕上がります。 “今日の洋服で夜だったら、朝だったら。今日の天気なら……”と、場所や季節、天気に合わせてどこをポイントにするかを考えてると毎日のメイクが楽しくなりますよ (秋鹿)」