【東京のいま】 夏 | Shota KONO
shota kono
summer 2026
いま、東京はどんな表情を見せるのか? 足早に過ぎ去る季節の中、多くの人々が行き交い、常に輪郭を変えていくこの街で、ひとたび足を止めて、目を凝らせば日常の隙間に小さな物語が浮かび上がる。
連載「東京のいま」は、写真家たちの視点を通して、その瞬間の東京を見つめてきた。今年からは、映像作家の目線も新たに紹介していきたい。今回紹介するのは、1984年生まれ、写真家として活動しながら映像作品も手がける Shota KONO。Bottega Veneta (ボッテガヴェネタ)、MIU MIU (ミュウミュウ)、LEMAIRE (ルメール) などのブランドや、『Double (ドゥーブル)』『Crosscurrent (クロスカレント)』『Modern Matter (モダン マター)』などの雑誌とコラボレーションしてきた。
映し出したのは、刻々と移り変わっていく東京の空模様。雲が流れ、光が変わる、その起こった事象の中に、この街のリアルな表情が浮かび上がる。
【東京のいま】 夏 | Shota KONO
映像メディアで今現在という時間を現せられるものか。
そもそも時間とは何か。社会的都合上の記号に過ぎないのではないか。
空、空、空。
空『だけ』の連続。
映されているものは本当に2026年か。
タイムラインに沿って移り変わっているように見えるが、夏のとある1日だけの空なのか。
そもそも果たして夏なのか。
東京タワーが入ったショットがなければ場所さえも分からない曖昧さ。
答えなき問いについての映像。
(文・Shota KONO)











