水原佑果が出会う Dior (ディオール) 2019 フォール コレクション
dior
with yuka mizuhara
model: yuka mizuhara
photohgrapher: kiyotaka hamamura
stylist: shotaro yamaguchi
hair&makeup: NORI
writer: manaha hosoda
editor: daisuke yokota
東京屈指の繁華街、銀座の街並みの中でも一際存在感を放つ「ハウス オブ ディオール ギンザ」のファサードがある日、空山基色に染め上げられた。DIOR と空山基のコラボレーションのきっかけは、東京で発表された DIOR のプレフォール 2019 メンズ コレクションに遡る。空山基による巨大ロボットを会場の中心に据え、レーザービームが飛び交ったランウェイショーは、Kim Jones (キム・ジョーンズ) がメンズウェアにもたらしたメゾンの新たな幕開けを観る者すべての目にしっかりと焼き付けるものだった。そして、空山基のロボットと桜が舞うファサードもまた、太陽の日差しを受けると神々しいまでの存在感を放ち、道行く人々の視線を釘付けにしていた。
水原佑果が出会う Dior (ディオール) 2019 フォール コレクション
新生 Dior を祝福すべく、東京の次世代を代表するアイコンたちがファサード前へと集結。彼女たちが纏ったのは、メゾンのヘリテージを継承しつつも、新たな風を吹き込むアーティスティック ディレクター Maria Grazia Chiuri (マリア・グラツィア・キウリ) による2019 フォール コレクション。記念すべき第1週を飾るのは、音楽活動でも活躍の幅を着実に広げているモデル・水原佑果。かつてパリの街に大きな功績を残した Sonia Delaunay (ソニア・ドローネー) 率いる女性グループに触発されたという同コレクションを纏った彼女もまた、エネルギーと自信に溢れる凛とした美しさを披露してくれた。
Maria Grazia Chiuri が Dior 2019フォール コレクションで着眼したのは、女性職人が織り成す実験的なクラフツマンシップ。複雑かつ緻密な工程と多くの時間をかけて生み出された幾何学モチーフがコレクションを特徴付けている。繊細なカラーパレットと素材使いで彩られた水原佑果が携えるのは、Dior のネクスト “It” バッグ「30 Montaigne (トロント モンテーニュ)」。Dior の顔とも言うべきパリの本店の住所が名前に冠されたオーセンティックなスクエアタイプのバッグは、上質なボックスカーフスキンが用いられ、卓越したサヴォワールフェールを余すことのなく発揮。クラスプにあしらわれた大胆な「CD」イニシャルはファサードと同じように光を反射し、Dior の新しい道を照らし出すように輝きを放っていた。