モトーラ世理奈とシャネル"J12"が刻む新しい時間
Chanel "J12"
with serena motola
model: serena motola
photographer: tetsuo kashiwada
videographer: pennacky
stylist: mana yamamoto
hair&makeup: ryoki shimonagata
music: big animal theory
writer: mayu sakazaki
editor: daisuke yokota
「何ひとつ変わることなく、新しく生まれ変わる」。そんな矛盾をはらんだ魅惑的な言葉とともに届いたのは、進化したシャネルのアイコンウォッチ「J12」。すべての要素を少しずつ磨きあげることで、より個性的に、より美しく生まれ変わった「J12」がそこにあった。きっと私たちが“変わらない”と感じているもののほとんどは、こうして変化しつづけることによって、色褪せない魅力を放つことができるのかもしれない。
誕生から20年目という節目に生まれ変わった「J12」を身につけるのは、20歳を迎えた女優・モトーラ世理奈。自分自身では「何も変わっていない」と語りながらも、女優としてさまざまな役に出会い、作品を重ねることで彼女は確実に進化している。ブラックカラーのドレスとウォッチを身にまとい、モトーラ世理奈が見る東京の景色は、どんな色なのだろう?
モトーラ世理奈とシャネル"J12"が刻む新しい時間
彼女が佇んでいるのは、まだ青くなる前の、白んだ朝空の下。曇った光の中でくっきりと浮かび上がる東京の街は、時間が止まったようにしんと静まりかえっている。誰にも邪魔されないルーフトップの上で、自由に風を受けて身体を揺らす女の子は、まばたきをする間にどこかへ飛んでいってしまいそうなほどに儚い。まだ色のついていない、まっさらな20歳のモトーラ世理奈は、これからあらゆる役に染まっていく。
「色んなことを柔軟に受け入れられる、でも自分の意思は持っている、そういう大人になりたい」。そうつぶやく彼女が魅力的なのは、無垢なだけじゃなく、はっとするような強い個性と存在感を持っているから。それは、「白と黒」のそれぞれの輝きとコントラストを楽しむことができる「J12」の哲学とリンクする。そして今まで積み重ねてきた20年と、これからの新しい時間は、きっと彼女を宝石のように磨いてくれる。