ディーン・フジオカが着るジョルジオ アルマーニ、ミラノにて vol.1
Dean Fujioka meets
GIORGIO ARMANI
in Milan
model: dean fujioka
photography & videography: sho ohashi
styling: ison kawada
hair&makeup: miho araki
music: Yoshitaka Fujimoto
text & edit: mikiko ichitani
世界の “一流の男たち” の多くが、最後にたどり着くという Giorgio Armani (ジョルジオ アルマーニ) のテーラードスーツ。「袖を通せば全てがわかる」、彼らはそう口を揃える。俳優、そしてミュージシャンとしてアジア全土で活躍するディーン・フジオカもまた、その魅力に魅了された男のひとりである。
ある晴れた日のドゥオモ広場。文化、芸術、商業の中心として栄えたこの土地で、彼が軽やかに着こなしたのは、 Giorgio Armani 2020年春夏コレクションの中でも、ひときわブランドのエスプリを象徴したダブルブレストのセットアップ。着る人の柔らかさを引き出す絶妙なコーヒーカラーのカラーリングは、どこかノスタルジーすら感じさせる。創業から45年という節目を迎えた現在も、ここミラノを拠点に第一線で服作りに精神を捧げる Giorgio Armani (ジョルジオ・アルマーニ)。彼自身が「着る人が、服に着られているのではなく、その人の個性が際立つように服をつくってきました」 と語るように、本コレクションで新たにデザインされた大きめのラペルは、まるでディーンの鍛え上げられた胸元に合わせて特別に誂えたかのようにぴたりとフィット。王道のアイテムでありながら、細部にまでこだわり抜き、常にアップデートを重ねてきた Giorgio Armani ならではのモダニズムが、そこには見事に再現されている。
「ディテールや着心地に歴史の積み重ねを感じました。そこには男のロマンといったことも感じるし、僕自身インスピレーションをいただきました」とディーン。ブランドの歴史とともに変化を遂げてきたこの土地で、彼のまなざしの先には、袖を通した者にしか見えない景色が広がっている。
ディーン・フジオカが着るジョルジオ アルマーニ、ミラノにて vol.1