窪塚洋介が着るサカイ、ミリタリーとデニム

独自のアンテナとネットワークから生まれるさまざまなコラボレーションで、シーズンごとに新しい景色を見せてくれる sacai (サカイ)。2020年秋冬は「4次元」をテーマに、得意とする立体的なフォルムがこれまでとは一味違うダイナミズムを帯びている。服のラインはシンプルな印象だが、動きが加わることで意外なエフェクトを発生させ、歩くたびに異なるシルエットを見せたり隠したりする。ボーダーを超えて世界で活躍する俳優・窪塚洋介が着る sacai の服。(第3回／全5回)

2008年にスタートした sacai のメンズのキーエッセンスとなっているミリタリー。そこにデニムをドッキングさせた今季のハイブリッドスタイルは もとより sacaiが得意とするアプローチであると同時に、デイリーウエアとしてのエッセンシャルを追求した進化形ともいえる。デニムジャケットにミリタリーコートをレイヤードしたようなフロントの印象から、振り返った時に気づく軽やかな一体感。あくまでラインはシンプルだからこそ、細身のボトムスを合わせて洗練のシルエットにまとめることもできるし、インパクト大のアクセサリーを加えてもスタイリッシュに馴染んで映える。