ステラ マッカートニー「ステラ シェアード 3」vo1. デッドビート・ペインターズ

トップバッターを飾るのは、DYGLのNobuki AkiyamaとTAWINGSのコニー・プランクトンによるバンドDeadbeat Painters。「ジャンクで上品な音楽を、真剣にふざけてやりたい」「意味のないことを一生懸命やりたい」そう話すふたりがユニット名として掲げたDeadbeat Paintersは、訳して”怠者画家”。外出が制限された空白の1年間、人々はあらゆる物事において意味の明文化を求められた。しかし私たちの毎日は、意味づけされ得るものばかりではない。日々のささいなこと、たとえば青空が今日は一段と好みだったとか、料理がいつもよりうまくできたとか、そんなことで感情は動き、そんな時にこそ生きている実感や生きる楽しさを見出す。音楽=音を楽しむ、そんな原点回帰を体験させてくれるだろうと期待するDeadbeat Paintersの新作のリリースはもうまもなくだ。

今回、キャンペーンムービーの楽曲制作も手掛けたNobuki Akiyamaが纏うのは、ロンドンを拠点に活動するデザイナー、エド・カーティスのハイネックニット。リブの上で、身体の動きに合わせて自在に形を変えるStellaロゴは、気ままにアートやものづくりを楽しむエドらしいスピリットが宿る。今シーズンは、品のいいハイネックに千鳥柄のタックパンツを合わせるクラシックな着こなしが気分だ。

コニー・プランクトンは、自身もファンと公言するミファンウィーのアイテムをチョイス。着想源は、夢世界への逃避を重ねて見ていた自然風景。コニーが纏うマーブル模様のボタンアップシャツやパープルのロングスリーブは、晴れた日の森で見かける蝶々や、花々の彩りを思わせる。夢と現実の間を行き来するかのような、幻想的なミファンウィーのアートワークを心ゆくまで楽しんで。