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ジャパニーズ・ブレックファストことミシェル・ザウナーは柄×柄もお手のもの
paco rabanne
with japanese breakfast
model: japanese breakfast
photography: nico perez
styling: kotomi shibahara
edit & text: manaha hosoda
快晴の青空のもと、ウォン・カーウァイ監督の『恋する惑星』を背中に、カバーされた The Cranberries (クランベリーズ) の名曲「Dreams」が、ピュアな気持ちを思い起こさせる。音楽がもたらす喜びを祝福した最新アルバム『Jubilee』を提げて、FUJI ROCK FESTIVAL (フジロックフェスティバル) のステージにカムバックを果たした Japanese Breakfast (ジャパニーズ・ブレックファスト) こと Michelle Zauner (ミシェル・ザウナー) の表情も晴れやかだ。
韓国で生まれ、アメリカで育った彼女は今、成熟した表現者として世界をまたにかける生活を送っている。およそ10年におよぶ音楽活動で培われたミュージシャンとしての実力はさることながら、最近では韓国人の母親について綴った初著作『Crying In H Mart』が高い評価を得て、映像化も決定。圧倒的な求心力でファンを惹きつけてやまない彼女の魅力を伝えるべく、ファッションシューティングを敢行。インタビューも含めた3本立てでお届けする。
ジャパニーズ・ブレックファストことミシェル・ザウナーは柄×柄もお手のもの
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トップス ¥65,340、スカート ¥65,340、ブーツ *参考商品/以上 paco rabanne (パコ ラバンヌ)、ピアス ¥17,600/SWAROVSKI (スワロフスキー)
「My life is changing everyday in every possible way (私の人生は毎日ことごとく変化していく)」という「Dreams」のファーストラインは、まさに今の Japanese Breakfast を言い当てるかのようだ。この数年間、数多くの苦悩を乗り越え、あらゆることを楽しむ準備ができた彼女は、どんなスタイルに挑戦することも恐れない。挑発的なシルエットに大胆な色やパターンづかいで、イメージを刷新し続ける Julien Dossena (ジュリアン・ドッセーナ) の paco rabanne (パコ ラバンヌ) が、そんな彼女によく似合う。オリエンタルなムードのペイズリーパターンのセットアップに、レオパードのブーツがスパイスを投入。枠にとらわれることなく、好きなものを好きなように、もっと貪欲にファッションを楽しんで。