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りょうが魅せるロエベ。相反する美が共生する「パセオ」

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model: ryo
photography: yuki kumagai
styling: tamao iida
hair: nori takabayashi
make up: suzuki
text & edit: manaha hosoda

Jonathan Anderson (ジョナサン・アンダーソン) による LOEWE (ロエベ) の飽くなき探究心。挑戦的で、ウィットに富んだコレクションは、私たちを惹きつけてやまない。LOEWE の職人たちとの長きにわたる対話の末、満を持してデビューを果たしたのが新作バッグ「パセオ」。レザークラフトの最前衛として、特殊な縫製法を用いて生み出された「ひだ」は、人工物ながらも生き物のような有機的な美しさが宿っている。

常に第一線を走り続ける俳優であり表現者、そして成熟したひとりの女性であるりょうを迎え、「パセオバッグ」の魅力を追求。無作為でありながらセンシュアル、その曖昧な美しさを体現する。

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りょうが魅せるロエベ。相反する美が共生する「パセオ」

パッド加工され、コレクションのコンセプトのひとつである「縮小」を表現して、トップスのように表現されたドレス ¥281,600、パンツ ¥137,500、バングル ¥255,200、「パセオバッグ XL」 ¥490,600、バッグにつけたチャーム ¥58,300/すべて LOEWE (ロエベ)

上質なレザーも遊び心たっぷりに伸縮されたアシンメトリーなシャツドレス ¥1,870,000 *参考価格、リング ¥83,600、シューズ ¥101,200、「パセオバッグ」 ¥409,200/すべて LOEWE (ロエベ)

コレクションの鍵を握るアンスリウムの花はチャームにも。ドレス ¥921,800、リング ¥83,600、バングル ¥183,700、シューズ ¥137,500、「パセオバッグ スモール」¥359,700/すべて LOEWE (ロエベ)

ドーナツチェーンがコケティッシュな魅力を強調。ドレス ¥344,300、パンツ ¥187,000 *参考価格、リング ¥83,600、「パセオバッグ チェーン スモール」¥409,200/すべて LOEWE (ロエベ)

自然に生まれながら、人工物のようなアンスリウムの花に魅せられた Jonathan Anderson によって、自然と作為に揺らめいた2023年春夏コレクション。そこには未来を見据える研ぎすまされたまなざしが光る。1846年から続くレザークラフトの歴史を継承しつつ、新たな時代の訪れを告げるのが「パセオバッグ」だ。2000年代中頃に登場した「アイレ」バッグを踏襲し、散歩を意味する名前の通り、メゾンの先見性に満ちた悠久の歩みへと誘う。

特徴は、LOEWE のクラッチバッグ「フラメンコ」から引用されたコイル状の結び目と、チューブ状のトップハンドルに向かって「ひだ」のようにひろがる流線的なシルエット。マドリードの工房で職人たちによってひとつひとつ手仕事で作られたバッグは、切り出した艶やかなカーフスキンのナパレザーとスエードの裏地によって構築。入念なディテールとともに、軽やかな使い心地を叶える。

(左から)「パセオバッグ」 ¥409,200、「パセオバッグ スモール」¥359,700、バッグにつけたチャーム ¥58,300/すべて LOEWE (ロエベ)

魅惑的な曲線美と機能美を両立する「パセオバッグ」は、ゴールドに煌めくLOEWE のロゴを箔押しし、内側にジップクロージャーを備える。個性的で曖昧なシェイプはそのままに、それぞれのニーズに応じたレギュラー、スモール、XLサイズを展開。ゴールドのチェーンバッグや、トートバッグ型もお目見え。カラーバリエーションは全11色。ベーシックなブラックやソフトホワイト、ダークバターに加え、エメラルドグリーン、ライムイエロー、マゼンダなど鮮やかな色合いに心躍る。