新垣結衣が体現するルイ・ヴィトンのニューフレンチシック vol.3
louis vuitton
with yui aragaki
model: yui aragaki
photography: taro mizutani
videography: rei takaji
styling: tamao iida
hair: yusuke morioka
make up: nobuko maekawa
text: manaha hosoda
edit: manaha hosoda & miu nakamura
1854年に旅行用ラゲージの専門店として創業され、目まぐるしいファッションの世界にあって不動の地位を築いてきた Louis Vuitton (ルイ・ヴィトン)。Nicolas Ghesquière (ニコラ・ジェスキエール) はウィメンズ アーティスティック・ディレクターに就任以来、その独特の構築的なシルエットとともに、確固たるヴィジョンに裏打ちされたモダニズム、そして人々を魅了してやまないイマジネーションを届けてきた。160年以上におよぶ歴史を誇るメゾンを10年にわたり率いてきた同氏が、改めて「フレンチ・スタイルは何か」という問いに立ち返った2023年秋冬シーズン。いつものエッセンスは健在ながら、より一層ロマンティックかつノンシャランなムードに仕上げられた。
俳優・新垣結衣は、Louis Vuitton 最新コレクションの魅力を伝える代弁者としてまさにふさわしい存在。国民的ヒロインでありながら、年齡を重ねるにつれてさらに表現に深みが増す彼女が、メゾンの提案する新たなフレンチシックを着こなす(第3回/全4回)。
新垣結衣が体現するルイ・ヴィトンのニューフレンチシック vol.3
今シーズンのランウェイで存在感を放っていたトランペットやホルンのパターンが、鮮やかに描かれたカーディガンを主役に、レザーのパンツを合わせたシンプルなコーディネートが、新垣の持つ大人の女性の魅力を引き立てる。手元には、Louis Vuitton の言わずと知れたアイコンバッグ「カプシーヌ」をセレクト。メゾンが1854年に初の店舗を構えたパリのヌーヴ・デ・カプシーヌ通りにオマージュを捧げ、その洗練された雰囲気を表現したというハンドバッグの魅力は、サヴォアフェール(匠の技)に隠されている。一見ミニマルなデザインながら、1つのバッグにおよそ250のパーツを要するという至高の逸品は、ともに年齢を重ねていきたい一生モノのバッグだ。