新しい季節の訪れにわくわくして。堀田真由が手にした表参道ヒルズの春 vol.2

ファッションにおける環境保護を強く訴えてきたクリエイティブ・ディレクターの Gabriela Hearst (ガブリエラ・ハースト）による Chloé のラストコレクション。着目したのは、酸素供給源であり、空気を浄化する効果がある「草花」。花びらのように柔らかなドレープを描くドレスや、フリルが幾重にも重なるデザインなど、花々の曲線的で繊細なシルエットを服に落とし込んだ。今回着用したのは、フェミニンでロマンティックなムードが溢れるレース素材のセットアップ。フリルをふんだんに施したフェミニンな服も、細やかなレースアップでヘルシーな肌見せをすることで全体の甘さを軽減。加えて、無造作にセットした髪が程よい抜け感を与えてくれる。

メゾンのヴィンテージジュエリーからインスパイアされた、メタルのコインクロージャーがアイコニックなバッグ「Penelope (ペネロペ)」。90％以上は地球環境への負荷を抑えたなめし加工を取り入れたレザーワーキンググループ認証のレザーを使用しており、環境負荷を減らすという Chloé の揺るぎない姿勢が反映されている。ころんとしたシルエットが自立した女性の強さを演出するほか、フロントに施されたレザーの編み込みや揺れるタッセルからは、ブランドが誇る高いクラフツマンシップを感じることができる。取り外し可能なストラップ付きでハンドバッグやクロスボディとしてもマルチに活用できる逸品だ。