新たな挑戦を後押しするワードローブ。吉高由里子とヴィヴィアン・ウエストウッド vol.3
流行に媚びることなく、常にアバンギャルドでありながら、気品に満ちたスタイルで時代をかたどってきた Vivienne Westwood (ヴィヴィアン・ウエストウッド)。そのアイコニックなデザインの数々は、着る人に挑戦する勇気を与えてきた。
2024年秋冬シーズン、インスピレーションとなったのは、ナポレオン時代の煌びやかなエンパイア・スタイルとロマン主義。18世紀末にヨーロッパでひろがったロマン主義は、理性や形式に縛られることなく、個人の自由や感情を重視し、美術、文学、音楽、哲学など多岐にわたる分野で新たな風をもたらした。
袖を通したのは、大きな話題を集めた大河ドラマ『光る君へ』のクランクアップを迎えたばかりの女優、吉高由里子。唯一無二の存在感を放つ彼女だからこそ、主張の効いたデザインも自由な発想で軽やかに着こなしてみせる。自然と気分が高揚するホリデーシーズンには、いつもよりもっと大胆にファッションを楽しんで。自由と個性を胸に、湧き上がる自信が、特別な時間をとびっきり輝かせてくれるはず。(第3回/最終回)
Yuriko Yoshitaka
model: Yuriko Yoshitaka
photography: Osamu Yokonami
styling: Mana Yamamoto
hair: Keiko Tada
make up: Asami Taguchi
edit&text: Honami Wachi
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アシンメトリーで構築的なシルエットの「HARRIS TWEED TARTAN S コート」は、英国を代表する高品質の HARRIS TWEED (ハリスツイード) のタータンチェックを採用。同素材の「HARRIS TWEED TARTAN キャップ」で遊び心を効かせて。さらに、1993年秋冬の「アングロマニア」コレクションから着想を得た「TARTANS CIGARETTE トラウザー」をセレクト。鮮やかなカラーパレットと、常識にとらわれない組み合わせが、新しいときめきを届けてくれる。