munetaka aoki

静かなる躍動。青木崇高と IM MEN vol.3

大地の上、静謐な風景のなかで、布が大きく呼吸する。無造作な風が通り抜けるたび、身体の輪郭は揺らぎ、自由な線を描きはじめる。

「DANCING TEXTURE」と名付けられた IM MEN (アイム メン) の2026年春夏コレクションは、陶芸家・加守田章二の作品を起点に立ち上がった。伝統の枠を越え、思いがけない形や質感を取り入れてきたその造形には、野蛮さと洗練が同時に息づいている。三宅一生が掲げた「一枚の布」の美学に忠実に、機能性と遊び心も忘れない IM MEN らしいアプローチによって、その佇まいは動きのなかで成立する衣服へと再構築された。

呼吸を整え、重力と戯れるように歩く。着る人の動きによって輪郭を得ていく、その在り方を、俳優・青木崇高が体現する (第3回/全4回)。

IM MEN
with munetaka aoki

model: munetaka aoki
photography: yuji watanabe
styling: rumiko koyama
hair & make up: nana
text & edit: nonoka nagase

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「INLAY」ジャンプスーツ ¥253,000、シューズ *参考商品/IM MEN (アイム メン)

身を委ねたのは、加守田章二の《彩色壺》から着想を得たジャンプスーツ。ざらついた土肌を思わせる灰色のベースに、翼のような青の紋様を重ね、壺に施された彩色をそのまま布の上に映し出したかのような一着だ。細かな土の粒子感は独自の織りで表現され、紋様部分には光沢のある糸を用いることで、質感に奥行きを与えながら、青の色みを鮮明に引き立てている。ボタンを外せば一枚の布へと姿を変え、紋様はかたちに縛られることなく、より自由な表情を描き出す。