加瀬亮と井上真央が着るサカイ。とある一日の記録〈前編〉
揺れる木の葉の影や、不意に視界を横切る鳥の羽ばたき──。気にも留めなければ見過ごしてしまうような日常のなかで、一着の服が放つ「知的な違和感」に、思わず目が留まる。sacai (サカイ) が一貫して追求するのは、誰もが見たことのあるクラシックなアイテムをベースに、独自のドッキング手法や異なるディテールを組み合わせることで、新しいフォルムを生み出すこと。「Classics (クラシックス)」は、洋服の構造を見つめ直すことで、日常着のあり方そのものを更新していく。
最新コレクションに袖を通したのは、俳優の加瀬亮と井上真央。スクリーンを通して観る者の記憶に確かな温度を焼き付けてきたふたり。変わりゆく東京の片隅で、sacai の哲学とふたりの今が交差する、ある一日の記録 (第1回/全2回)。
sacai
with ryo kase & mao inoue
model: Ryo Kase & Mao Inoue
photography: E-WAX
hair & make up (Ryo Kase): Masa Kameda
hair & make up (Mao Inoue): Naoki Ishikawa
text: Miu Nakamura
edit: Manaha Hosoda, Yuki Namba & Miu Nakamura
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シャツ ¥68,200、パンツ ¥73,700、シューズ「J.M. Weston sacai Golf Derby」¥168,300/すべて sacai (サカイ)
井上真央が纏うのは、2026年秋冬コレクションより登場した、上品な光沢と耐久性が魅力のコットンポプリン素材のシャツ。フロントは端正なシャツのシルエットを保ちながら、背面にはシフォンを織り交ぜたプリーツが大胆に配され、歩くたびにドラマチックな余韻を残す。構築的なフォルムと、背中に宿るフェミニティ。そのコントラストが、一着の中に sacai らしい知的な奥行きを生み出す。
シャツ ¥47,300、パンツ ¥59,400、Tシャツ ¥25,300、シューズ *参考商品/すべて sacai (サカイ)
加瀬亮の、捉えどころのない、けれど確かな芯を感じさせる佇まいに、潔い白のコットンポプリン素材のシャツが映える。裾に配されたシルバーのスナップボタンや、フォルムを調整できるドローコードなど随所に施された機能的なディテールが、日常着としてのシャツに軽やかな表情を添える。ボトムには、チノパンツをセレクト。ゆとりのあるテーパードシルエットが、クラシックな装いに心地よい余裕を生む。











