1950年代をミックスしたモダンなレディライク、Dior (ディオール) 2019-20秋冬 プレタポルテ コレクション
News
1950年代をミックスしたモダンなレディライク、Dior (ディオール) 2019-20秋冬 プレタポルテ コレクション
Dior Ready-to-Wear Autumn Winter 2019-2010 Collection
by Daisuke Yokota
Dior (ディオール) 2019-20秋冬 プレタポルテ コレクションをファッションディレクターの萩原輝美が速報レポート。
パリ、Dior (ディオール) のコレクションがロダン美術館で発表された。中庭の会場には一面、柔軟にポーズをとるヌードボディのイラストが配されている。イタリア人アーティスト、Tomaso Binga (トマーゾ・ビンガ) による作品だ。
ボディと服の関係性はアーティスティック ディレクターの Maria Grazia Chiuri (マリア・グラツィア・キウリ) がコレクションを通して発信しているテーマである。
コレクションは小さなトップスに歩くたびに大きく揺れるフレアースカートのルックが並んだ。1950年代のムッシュ ディオールのAラインを感じさせるが、ぐっとカジュアルでモダンだ。
ウエストをぎゅっとコルセットベルトで締め、足元はソックスにかかとの低いアンクレットシューズを合わせている。チュールのついたレインハットで現代のレディライクが完成する。
マリア・グラツィア・キウリは今シーズン、英国と1950年代のサブカルチャー“テディ・ボーイ”のガールフレンド”テディ・ガール“に着目したという。ちょっと不良ぽいストリートスタイルだ。
トレンドになりそうなパッディング素材は、コートやボトムスの他コンビネゾンにも使われている。
赤と黒、緑と黒、そして白黒のブロックチェックとボーダーがビスチュエや繊細なチュールスカートでも登場した。毎シーズンコレクションに加わるデニムは色を抜き繊細なグラデーションでプリーツスカートとなった。
今シーズンはぐっと軽くモダンなコレクションだ。
問い合わせ先/クリスチャン ディオール 0120-02-1947
HP:www.dior.com