最先端テクノロジーを駆使した Björk (ビョーク) の最新ミュージックビデオ「Notget」が公開

常に革新的な世界観で世間を圧倒させてきたアイスランド出身のミュージシャン Björk (ビョーク) が1年ぶりとなる最新ミュージックビデオ「Notget」を公開した。

『Dazed』によると、モーションキャプチャ技術とCGIという最先端テクノロジーが駆使された本作の監督を務めたのは、アーティストお馴染みのデザインユニット Warren Du Preez & Nick Thornton Jones (ウォーレン・デュ・プリーズ&ニック・ソーントン・ジョーンズ)。彼らは、これまでに Iris Van Herpen (イリス・ヴァン・ヘルペン) や Issy Miyake (三宅一生)、Cartier (カルティエ)、Swarovski (スワロフスキー) などのヴィジュアルも手掛けてきた。また、本作のクリエイティブ・ディレクションとマスクのデザインは、Björk 本人が英国のアーティスト James Merry (ジェームス・メリー) と共に手掛けている。

ミュージックビデオというのは、その多くがアーティストの最新楽曲のために制作されるものだが、本作の楽曲は Björk が2015年にリリースした『Vulnicura (ヴァルニキュラ)』の収録曲である。一応、『Vulnicura』はアーティストの最新アルバムではあるが、2年ごしにミュージックビデオが制作されたのには、きちんと訳がある。昨年、日本でも開催された世界巡回展「Björk Digital ―音楽の VR・18日間の実験」は、Björk の音楽を中心に最先端テクノロジーを実験的に融合させた作品を発表し、大きな話題を呼んだ。同展で VR 作品として制作された作品のひとつが本作。展覧会に行けなかった人にとっては、朗報であろう。是非、最新鋭の Björk の世界を楽しんで欲しい。