Soko (ソーコ) 主演、19世紀末に新時代を切り開いたダンサー Loïe Fuller (ロイ・フラー) の驚愕の実話『ザ・ダンサー』が公開

”シルクと光のダンス” と称された独創的なパフォーマンスで、19世紀末のベル・エポックに熱狂を巻き起こした女性ダンサー、Loïe Fuller (ロイ・フラー) 。”モダン・ダンスの祖” と呼ばれた彼女の生涯を実写化した映画『ザ・ダンサー』が 6月3日(土) より、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、Bunkamura ル・シネマほかにて公開される。長い衣装を纏い踊る Loïe Fuller の写真に衝撃を受けた、写真家の Stéphanie di Giusto (ステファニー・ディ・ジュースト) が伝記を基に映画化。鮮明な映像や写真がほとんど残っていなかったがために、一度は歴史の中に埋もれていた Loïe Fuller だが、ロートレック、ロダン、コクトーを始めとする芸術家への影響が研究によって明らかになり、近年再び注目されている。自ら色や角度を設計した光の照明の中で、シルクの衣装が様々な形をおりなす姿は、当時誰もが初めて目にするダンスだった。女性のダンスが卑しいとされた時代に、夢を実現させるために闘った Loïe Fuller の強い信念に心揺さぶられる、愛と友情のドラマが誕生した。

© 2016 LES PRODUCTIONS DU TRESOR – WILD BUNCH – ORANGE STUDIO – LES FILMS DU FLEUVE – SIRENA FILM

主人公の Loïe Fuller を演じるのは、『博士と私の危険な関係』(2012) の主演や、先日の国際女性デーの Madonna (マドンナ) のショートフィルム『Her Story (ハー・ストーリー)』でも話題となったミュージシャンの Soko (ソーコ)。Loïe Fuller のダンスを研究しているアメリカの振付師 Jody Sperling (ジョディ・スパーリング) の指導のもと、1日6時間の猛特訓を約1ヶ月間を行った。体力の消耗が激しいため、3日おきにしか踊れなかったという Loïe Fuller のダンスを見事に自らのものに。本作のために創られた架空の人物、ドルセー伯爵役には『たかが世界の終わり』(2016) でセザール賞を受賞した Gaspard Ulliel (ギャスパー・ウリエル)。1900年パリ万博で Loïe Fuller に見出され、後に最大のライバルとなるパフォーマーの Isadora Duncan (イサドラ・ダンカン) を Chanel (シャネル) のミューズとしても知られる Lily-Rose Depp (リリー=ローズ・デップ) が熱演。17歳とは思えない美しく妖艶なダンスを披露し、恐るべき才能を見せている。

＜あらすじ＞
女優になることを目指していたロイは、ある時偶然舞台で踊り、初めて喝采を浴びる。ロイの才能を見抜いたドルセー伯爵の力を借り、パリ・オペラ座で踊る夢を叶えるために、ひとりアメリカから海を渡る。ロイのダンスを見たパリの観客は初めての体験に驚き、瞬く間にスターに。そして遂にパリ・オペラ座から出演オファーが舞い込む。無名だが輝くばかりの才能を放つイサドラを共演者に抜擢し、彼女への羨望と嫉妬に苦しみながらも舞台の準備を進めるロイ。しかし、そんな彼女に思わぬ試練と裏切りが待っていた──。

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