Condé Nast (コンデナスト) が Farfetch (ファーフェッチ) と提携、『Style.com (スタイルドットコム)』は終了へ
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Condé Nast (コンデナスト) が Farfetch (ファーフェッチ) と提携、『Style.com (スタイルドットコム)』は終了へ
Good Bye Style.com! Condé Nast Makes New Partnership With Farfetch
Condé Nast (コンデナスト) がイギリスに本拠を置く EC プラットフォームサイト Farfetch (ファーフェッチ) と提携を結ぶことを発表した。これにより、Condé Nast (コンデナスト) が運営する『Style.com (スタイルドットコム)』は終了することも明らかになった。
Condé Nast (コンデナスト) がイギリスに本拠を置く EC プラットフォームサイト Farfetch (ファーフェッチ) と提携を結ぶことを発表した。これにより、Condé Nast (コンデナスト) が運営する『Style.com (スタイルドットコム)』は終了することも明らかになった。
『Business of Fashion』によると、Condé Nast は自社の e コマース事業を見直し、Farfetch (ファーフェッチ) との新たなパートナーシップのもと新たなビジネスを展開していく。『Style.com』といえば、もともと世界各国のランウェイショーを網羅したデジタルメディアであったが2016年に終了。その後、2017年9月に新たなラグジュアリー e コマースサイトとして生まれ変わったばかりだった。Condé Nast は、『Style.com』のリニューアルを同社のデジタル事業の要として1億ドル(日本円で110億円)を出資していたが、当初予定されていた米国での展開は結局果たされず、1年も経たない終了するという結果に終わった。既に『Style.com』のサービスは停止しており、現在同サイトにアクセスすると、自動的に Farfetch に転送されるようになっている。同サイトのファッションディレクターを任されていた Yasmin Sewell (ヤスミン・シーウェル) の今後についてはまだ明らかになっていない。
Condé Nast はもとより Farfetch の早期出資者であり、今回のパートナーシップによって Condé Nast が保有するデジタルコンテンツやソーシャルメディアと Farfetch のブティックやブランドを円滑に繋ぐことを目指すという。また、『Style.com』は英国でのみの展開だったが、新たなパートナーシップは米国版『Vogue (ヴォーグ)』や『GQ』などとともに米国からスタートされる予定となっている。
米国版『Vogue』の編集長であり、Condé Nast のアーティスティック・ディレクターである Anna Wintour は以下のようにコメントしている。
「Condé Nast が他と一線を画すのは、私たちの声とビジョンだといつも信じてきました。Farfetch とのパートナーシップはそれを高めるだけでなく、私たちが世界に向けて発信しているもの全てを新たな次元へと導いてくれるでしょう。」